水になるブログ

米国株を中心とした投資、料理、ゴルフの話題をお伝えします。

米国株 先週の動き 2023年3月20日〜3月24日

FRBの政策金利は予想どおりの25bp利上げ、上限金利5.0%と発表されました。先週の相場は上昇して終わったものの、主要三指数は週を通じて1%台と、比較的小幅な上昇となりました。年内利下げのカウントダウンに対する期待と金融不安というアンビバレントな状況…

米国株 先週の動き 2023年3月13日〜3月17日

注目のCPIは予想と同水準の6.0%、PPIは予想を下回る4.6%でした。この一週間で10年国債金利が大幅に下落し、ダウ工業平均は僅かに下落したもののS&P500とナスダック総合は上昇、特に金利の影響を受けやすいナスダックは4%台の上昇となりました。 今週は3月のF…

米国株 先週の動き 2023年3月6日〜3月10日

アメリカのシリコンバレー銀行が破綻し、10年もの国債利回りと株価が同時に大幅に下がりました。リーマンショックのときの破綻連鎖をついつい想起する重苦しい雰囲気を感じます。失業率、非農業部門雇用者数は予想より悪い数値が出ました。 一方で次回の利上…

Kadoorie家のKadoorie Hill

Kadoorie Hill(加多利山)は九龍城区にある住宅地です。主な開発はユダヤ系のKadoorie家によるものです。Kadoorie家は18世紀にムンバイでその基礎を築き、やがて上海、香港でビジネスや慈善活動を展開するようになります。1990年代には上海の博物館の建設に…

米国株 先週の動き 2023月2月27日〜3月3日

市場は木曜日から金曜日にかけて大きく上昇、S&P500 は再び50日移動平均性を上に抜けてきました。2月は月足でマイナスになりましたが3月はこのままプラスで終わってほしいですね。 アトランタ連銀総裁(投票権はなし)の3月は25bpの利上げが好ましい、夏中盤…

米国株 2023年2月の運用成績

今年1月から上昇に転じたかと思いきや2月は小休止。景気についてハードランディングかソフトランディングか、はたまたノーランディングかと言っているうちに強い雇用となかなか鎮静化しないインフレーションによって利上げの長期化によってひたひたと企業業…

全人代の人事と香港のかじ取り

両会は全人代(全国人民代表大会)と政協(中国人民政治協商会議)を指し、今回は3月4日から開催されますが、それぞれ第13期全人代第5回会議、全国政協13期第5回会議となります。単なるショーでしょう、というのが大方の見方ですが、それにしても非常にやや…

米国株 先週の動き 2023月2月20日〜2月24日

PCEデフレータの予想を大きく上回る強い数値が出ました。米株価三指数は週間でそろって▼3%前後の下落、S&P500は50日平均線を下抜けて1月20日の水準まで戻ってしまいました。先週、5.00-5.25で打ち止め5月あるいは6月で利上げが終わる、というメインシナリオ…

中国のブラック企業

イーロン・マスク氏がツイッター社を買収した際に「競争が激化する世の中で成功するためには、極めてハードコアになる必要がある」「これは集中的な長時間労働を意味する。並外れたパフォーマンスだけが合格できる」などのブラック企業を標ぼうするメッセー…

米国株 先週の動き 2023月2月13日〜2月17日

注目の物価指数はCPI、PPIともに予想を少し上回る結果となり、現在進行中のインフレーションがそう簡単には収まらないことをあらためて暗示しました。小売売上高にみられるように依然として経済は底固く、市場の利上げ予想もターミナルレート5.25-5.50が優勢…

中国式近代化

香港にある北京の出先機関として中央政府駐香港連絡弁公室が設置されていますが、昨年10月の党大会で中央を初めとする新たな人事が行われ、この弁公室にも新しい主任が任命されています。 新主任の鄭 雁雄(ていがんゆう)は広東省出身の共産党員としての経…

米国株 先週の動き 2023月2月6日〜2月10日

長期金利の上昇が止まらず、今年1月の水準まで引き上げられています。FRB各理事のタカ派的発言もあり、今週は相場が下落しました。今週は注目のCPIの発表がありますので、ここが短期の上昇局面が継続するかどうかの分かれ道になるのではないでしょうか。 ど…

米国株 先週の動き 2023月1月30日〜2月3日

金曜日に予想を上回る雇用の増加によって相場が下落しましたが、週次ではS&P500とナスダックが続伸しました。GAFAMの決算が出そろい、結果は不調だったものの悪材料出尽くしということか、株価は上昇しています。 今年前半は上昇基調が続くシナリオで市場を…

米国株 2023年1月の運用成績

「1月の株価が強いとその年の株価は強い」というアノマリーがあるそうですが、1月はよいスタートを切りましたね。インフレーションの鎮静化が刻々と実現される一方で、市場は企業業績や景気後退に対する警戒感に対して徐々に鈍感になっている楽観的な態度に…

米国株 先週の動き 2023年1月23日~1月27日

PCEコアデフレータ―でも引き続きインフレーションの鎮静化傾向を読み取る結果となり、相場は引き続きリスクオン、ディフェンシブからグロースへシフトの傾向を継続しました。 今週はFOMC、雇用統計など1月の好調が続くか、あるいはFRBのタカ派発言で楽観的す…

米国株・中国株 先週の動き 2023月1月17日〜1月20日

物価上昇に歯止めがかかる一方で景気停滞の兆候が強くなる傾向がはっきりし出して、そのどちらかの情勢によってその日の相場が動いているように見えます。bad newsはgood newsからbad newsはbad newsに相場の反応が変わってきました。 2022年は三指数の中で…

旧正月

今日(1月22日)から香港も中国と同じ旧暦による旧正月(春節)を迎えます。中国の場合、春節は農村から都市に出稼ぎに来ている人々が故郷に帰る一大イベントとなります。生産工場の場合、ラインの労働者は多くがそのような人々であり、だいたい一ヶ月ぐらい…

中国の人口が減少に転じる

”今後の経済成長にとって生産性向上の寄与がさらに重要となり、生産性向上は政府の政策によって推進される” これは日本にもぴったりと当てはまると思いますが、Pinpoint Asset Management Limitedというヘッジファンドのpresidentが中国に対して指摘したコメ…

米国株 先週の動き 2023月1月9日〜1月13日

2023年は二週連続の上昇で非常によいスタートとなっています。先週注目のCPIは予想と同じ6.5%と発表され、今後の利上げ停止、利下げの軌道に乗っているという安心感を与えてくれました。S&P500が再び200日移動平均線にチャレンジし、ここからいったん突破す…

醸し人九平次に出逢う

香港で回転寿司といえば「元気寿司」というくらいあちらこちらで店舗を見かけます。MTRの駅に直結した大きなショッピングモールには必ずといってよいくらい入っていますし、さらに駅から少し離れた場所にも出店しています。香港で元気寿司をフランチャイジー…

本土との往来も再開

中国から他国への渡航が解禁され、各国の対策とそれに呼応する形での中国の日本に対するビザ発給停止が話題になっています。1月22日から始まる旧正月で往来が急増し、それに伴って中国内外での感染が拡大するのではないか、そもそも中国国内で新種のウイルス…

米国株 先週の動き 2023月1月2日〜1月6日

2023年の相場はどのようになるでしょうか。楽観的ですが、米大統領選挙のアノマリーに倣って下落相場から一転、年末には上昇に向かってほしいと思います。依然として底堅い雇用統計を受けながらも賃金上昇圧力が低下している背景から第一週目の相場は上昇し…

2023年のスタート

12月のマニラ旅行から帰って以来、現地で豪雨に打たれたせいかひどい風邪の症状が続き(Covid-19も陽性)、三週間経ってようやく回復してきました。昨年は進行中のプロジェクトにしても、新規の入札にしても、コロナウイルスによる影響や金利高騰などから輸…

2022年運用成績

2022年の運用成績を確認しておきたいと思います。米国株主要三指数は年初来▼8.8%から▼33.1%と三指数ともマイナスながら大きな差がつきました。保有資産の評価額増減では▼27.3%で、ダウ、S&P500に対してアンダーパフォームしています。レバレッジETF三銘柄を…

隔離生活

中国はゼロコロナ政策を180度転換し、12月に入って2億4800万人が新規感染したという情報も入ってきました。このこととはまったく関係なく、私もついに罹患してしまいました。マニラから帰港した日のPCR検査で陽性が確認されました。喉の痛みはさほどでもなか…

米国株・中国株 先週の動き 2022年12月12日〜12月16日

CPIは予想を下回る4.1%、政策金利は+50bpで予想どおり、めでたしめでたし、と思いきや株式相場は続落しました。小売や景況指数は思わしくなく、企業業績が停滞し、さらにはリセッション入りすることがが濃厚になっていることを織り込み始めているのでしょう…

Coming to Manila

古くからの友人は得難いものです。十年ぶりに会ってもまるで昨日の続きのようにお互いのことをなんでも話します。親のこと、家族のこと、別の友人の近況、恥ずかしい話、頭にきたこと。 12月16日金曜日、マニラにやってきました。ここで八年間日本企業の駐在…

実践的な中国人

中国でゼロコロナ政策が大幅に緩和されウイルスとの共生を選択したと報道されています。WHOのハリス報道官のコメントが紹介されています。 「非常に厳格な管理体制からの脱却はどの国にとっても非常に難しい」と指摘。課題は国民のワクチン接種を確実にし、…

米国株・中国株 先週の動き 2022年12月5日〜12月9日

10年国債利回りが小幅ながら再び上昇し、株価は下がりました。生産者物価指数は予想を上回ってしまいましたが、前年比の上昇幅は低下が続いています。12月の政策金利は50bpが既定路線となっていますが、その前の消費者物価指数が気になりますね。ここで予想…

本土との交流再開

中国本土と香港の間には外国との往来と同様、入出境管理があり、Covid-19の影響により二年以上検疫対策がとられているためピーク時には一日20万人あった人流が途絶えています。このことは香港の経済に大きな影響を与えています。わかりやすいのはホテルや小…