イラン、イスラエル紛争による地政学リスクと連銀総裁の年内利下げなし(インフレ鈍化が滞れば)とのコメントから株価は下落しました。5日金曜日には反発していますが、ちょっとしたことで相場が大きく崩れるかもしれないという脆さを示したように思います。
一方であいかわらず雇用は底堅い数値を示し、今週の物価指数も芳しくないという予想とともに、利下げ開始6月の予想もどんどん怪しくなってきました。
Topics:
- イラン、大使館空爆受けイスラエルに報復表明
- 台湾で25年ぶりの大地震
- 4日、ミネアポリス連銀総裁「インフレ鈍化の進展が滞る場合、年内の利下げは必要なくなる可能性」、同日株価三指数は1%以上下落
概況:
- 10年国債利回りは+17上昇し、今年最高値の4.38
- 米株価三指数はともに下落、特にダウ工業平均は▼2%以上
- ISM製造業景気指数 50.3(予想48.3、前回47.8)
- ISM非製造業景気指数 51.4(予想52.8、前回52.6)
- ADP雇用者数(前月比) 184千人(予想152千人、前回155千人)
- 失業率 3.8%(予想3.9%、前回3.9%)
- 非農業部門雇用者数(NFP、前月比) 303千人(予想201千人、前回270千人)
- 平均時給(前年比) 4.1%(予想4.1%、前回4.3%)
保有資産実績:
- 合計保有量は増減なし
- 評価損益率は▼2.6%下落、累計損益率は16.2%
- 全セグメントで下落、最大の下落はレバレッジETFの▼4.9%
- 個別では14銘柄中11銘柄が下落、最大はSOXLの▼11.2%、次いでTMFの▼5.4%、GLD、XMTR、LAWが上昇
含み損益週間差異
- コア投資A:グローバルREIT▼3.5%、世界割安成長株▼2.2%、米国株投信▼1.9%
- コア投資B:GLD+5.2%、VTI▼1.3%、J&J▼3.5%、AT&T▼0.8%
- レバレッジETF:SOXL▼11.2%、QLD▼2.5%、TMF▼5.4%
- 小型株個別銘柄:ドクシミティ(DOCS)▼1.7%、ゾミトリ(XMTR)+1.7%、CSディスコ(LAW)+0.6%
- 香港株:0142FP▼0.8%
今週の動き:
- 消費者物価指数(CPI、前年比) (予想3.5%、前回3.2%)
- 消費者物価指数(コアCPI、前年比) (予想3.7%、前回3.8%)
- 生産者物価指数(PPI、前年比) (予想、前回1.6%)
- 生産者物価指数(コアPPI、前年比) (予想、前回2.0%)
- ミシガン大学消費者信頼感指数(速報) (予想 78.8、前回79.4)
Be water, my friends.