先週は中東の地政学リスクと物価統計の結果からリスクオフの一週間となりました。利下げに対する楽観予想は後退し、6月利下げはなし、年内二回または一回、場合によってはなし、との見方が優勢になってきました。
第一四半期の決算発表が始まり、企業業績がもたらす調整局面への影響がどうなっていくか注目していきたいと思います。
Topics:
- CPI、総合、コアともに予想を上振れ、株価三指数▼1%前後の下落
- CPI上振れとともに債券相場下落、10年国債利回り4.5%を超える
- PPI前年比コアは予想を上回るも総合が前年比、前月比で下振れ、株価反発
- NY連銀ウイリアムズ総裁、「ごく近い将来に利下げする必要ない」
概況:
- 10年国債利回りはさらに+12上昇、4.5
- 米株価三指数はともに続落、ダウ工業平均は二週続けて▼2%以上の下落
- 消費者物価指数(CPI、前年比) 3.5%(予想3.4%、前回3.2%)
- 消費者物価指数(コアCPI、前年比) 3.8%(予想3.7%、前回3.8%)
- 生産者物価指数(PPI、前年比) 2.1%(予想2.2%、前回1.6%)
- 生産者物価指数(コアPPI、前年比) 2.4%(予想2.2%、前回2.1%)
- ミシガン大学消費者信頼感指数(速報) 77.9(予想 78.9、前回79.4)
保有資産実績:
- 合計保有量は増減なし
- 評価損益率は▼1.8%二週続けて下落、累計損益率は14.4%
- コア投資A以外の全セグメントで下落、最大の下落は香港株の▼3.8%
- 個別では14銘柄中9銘柄が下落、最大はSOXLの▼8.1%、次いでAT&Tの▼4.8%、グローバルREIT、世界割安成長株、米国株投信、GLD、DOCSは上昇
含み損益週間差異
- コア投資A:グローバルREIT+0.9%、世界割安成長株+0.5%、米国株投信+0.5%
- コア投資B:GLD+1.0%、VTI▼1.9%、J&J▼3.0%、AT&T▼4.8%
- レバレッジETF:SOXL▼8.1%、QLD▼1.7%、TMF▼2.1%
- 小型株個別銘柄:ドクシミティ(DOCS)+0.1%、ゾミトリ(XMTR)▼0.9%、CSディスコ(LAW)▼1.1%
- 香港株:0142FP▼3.8%
今週の動き:
- 小売売上高(前月比) (予想0.4%、前回0.6%)
- ニューヨーク連銀製造業景気指数 (予想▼0.7、前回▼20.9)
- フィラデルフィア連銀景況指数 (予想▼1.5、前回3.2)
Be water, my friends.