水になるブログ

米国株を中心とした投資、料理、ゴルフの話題をお伝えします。

2023-01-01から1年間の記事一覧

米国株 先週の動き 2023年12月11日〜12月15日

注目のCPIは前年比で横ばい、前月比では若干の上昇 生産者物価指数は前年を下回る FRB政策金利は予想通り据え置き、しかし予想に反してパウエル議長から来年利下げ三回の示唆 米株価三指数はともに約1.4%上昇、ダウは史上最高値を更新 米株価三指数は六週続…

米国株 先週の動き 2023年12月1日〜12月8日

またしても米国の労働市場は底堅いことが示されました。株価にとって大きなマイナスにはならなかったのはソフトランディングに向けてのポジティブ要素と認識されているからでしょうか。 今週は注目の物価統計です。 期間:2023年12月1〜12月8日 概況: 10年…

米国株 2023年11月の運用成績

雇用は徐々に軟化し、インフレーションは安定的な鎮静が確認され、しかし経済はなお強く、長期金利は下落に反転、株価上昇が続く、といった11月でした。 月初には中国経済が弱い=輸出が弱い=世界の需要減退の図式で原油価格が下落 CPIが総合、コアともに前…

米国株 先週の動き 2023年11月20日〜11月24日

先週は大きなイベントはありませんでしたが、20日の米20年債入札は最高落札利回りが発行日前利回りを下回り、株高ドル安に方向感を与えました。 半導体のNVDA、ADI(Analog Devices)売上高、EPSともに予想をbeat、特にNVDAは前年同期比で売上高三倍、純利益…

米国株 先週の動き 2023年11月13日〜11月17日

CPIが総合、コアともに前回と予想を下回り、S&P500が約2%上昇、来年利下げに向けたシナリオを踏襲しています。 決算は、半導体のAMAT(Applied Materials)が売上高、EPSの予想をbeat。 週末にかけてOpen AIのCEO解任のニュースがやや暗い影を落とした先週で…

米国株 先週の動き 2023年11月6日〜11月10日

中国経済が弱い=輸出が弱い=世界の需要減退の図式で原油価格が下落しています。国債の入札低調で長期金利が上昇、またパウエル議長の再利上げもあるという発言と合わせて株価はいったん下落したものの、10日には再び上昇しました。 第三四半期決算 保有株…

米国株 先週の動き 2023年10月30日〜11月3日

パウエル議長会見では政策金利に対するサプライズがなく、雇用に関する統計は弱い数値が出ました。長期金利は二週続けて下落、株価指数はひさびさの上昇、それも5%から6%の大きな上昇となりました。 第三四半期決算 半導体:AMD、QCOMが売上高、EPSともにbea…

米国株 2023年10月の運用成績

10月のTOPICS: ガザで紛争が勃発、新たな地政学リスクによる動揺。 雇用統計は非農業部門雇用者数がまさかの336千人増加で市場は急落、しかし平均時給が下がっていることを見届けると再び急上昇、という激しい動きを見せた。 PPIは前回より上昇しましたが、…

米国株 先週の動き 2023年10月16日〜10月20日

小売売上高前月比が予想を上回り、再利上げの懸念で株価は下落しました。続いてパウエル議長の会見、新しい情報、サプライズはなかったが引き続きインフレーション長期化への警戒が示されてまたまた株価下落しました。 第三四半期決算 保有株:Johnson & Joh…

米国株 先週の動き 2023年10月9日〜10月13日

中東情勢は直接的には大きく株価に影響を及ぼしていませんが、先行きは不透明です。少なくとも原油価格上昇など、相場のボラティリティを上げる要因になっています。PPIは前回より上昇しましたが、株価は上昇。しかしCPIは予想を上回り、株価は四日続伸後に…

米国株 先週の動き 2023年10月2日〜10月6日

米政府が高利回りの国債発行、既存債券売りで国債金利急上昇、この結果30年債利回りが一時4.869%、2007年来の高水準となり、VIXが一時20を超えました。その後4/10に原油価格が下落、株価はいったん反発。金曜日に迎えた雇用統計は非農業部門雇用者数がまさか…

米国株 2023年9月の運用成績

9月のTOPICS: Apple製品の規制が始まったことによって同社の時価総額は二日間で28兆円も吹き飛んでしまいました。株価も大幅に下落し、ナスダックやS&P500などの指数も大きく影響を受けています。 CPI、PPIは原油高の影響を受けて総合指数が前回より上昇、…

中国の若年層失業問題

中国で若年層の高失業率が問題となり、ついには政府がその数値を発表するのもやめてしまういという事態に至っています。 日本でも"モラトリアム"、"ニート"、"引きこもり"、などこれまでに社会現象として定義され、社会問題として認識されており、同様の現象…

米国株 先週の動き 2023年9月18日〜9月22日

注目のFOMCは予想通り政策金利が据え置きとなったものの、パウエル議長会見はタカ派的な発言が目立ち、年内の再利上げ、以降の金利据え置き長期化が予想され株価は軟調となりました。 FOMCの経済見通し 2023年の成長率は1.0%から2.1%に、しかし2024年は1.5%…

米国株 先週の動き 2023年9月11日〜9月15日

CPI、PPIは原油高の影響を受けて総合指数が前回より上昇、コアは前回より低下し、株価は下落するかと思われましたがほぼ無風、といった結果となりました。 一方、台湾の半導体受託生産最大手のTSMCが製造装置の納入延期要請との報道から半導体株が大幅に下落…

米国株 先週の動き 2023年9月4日〜9月8日

中国でApple製品の規制が始まったことによって同社の時価総額は二日間で28兆円も吹き飛んでしまいました。株価も大幅に下落し、ナスダックやS&P500などの指数も大きく影響を受けています。米中の貿易、技術戦争の将来を見越して今からこのような現象、影響は…

米国株 2023年8月の運用成績

8月のTOPICS: 米国債の格下げで市場が反応、好調だった市場もそろそろ調整が必要という観測と重なってまたしても暴落が近いという声が大きくなってきました。 消費者物価指数、生産者物価指数ともに前回を下回ることができず、これは前年のこの時期から物価…

米国株 先週の動き 2023年8月21日〜8月25日

Nvidiaの決算は売上高が前年同期比約2倍、総利益3.2倍、純利益がなんと9.4倍、利益率45%、とてつもない結果をたたき出しましたが株価はさほど上がりませんでした。パウエル議長は「必要に応じて追加利上げの用意」と発言、市場はあまり反応しませんでしたが…

不動産不況と人々の憂鬱

中国に関する経済環境の悪化と今後に対する不安、世界経済に与える影響などが日を追うごとに大きな関心を呼ぶような状況になってきました。その中でも大きな問題は不動産の不況ですが、今回取り上げた記事では一般の人々がおかれている現状において住宅購入…

米国株 先週の動き 2023年8月14日〜8月18日

10年国債利回りは五週続けて上昇し、今の水準は2008年6月以来だそうです。想定以上に経済が強く、いつまでたってもリセッションの気配はなく、しかし一方で利下げのタイミングが蜃気楼のように逃げていく今の状況を如実に表しているようです。 中国リスクや…

今は辛抱のとき~中国式現代化で中所得国の罠を回避

輸出入、不動産投資および取引、PMI、小売売上高、などあらゆる経済指標がぼろぼろになっている中国に関する記事が連日取り上げられています。さらに高まる失業率、人口減少、災害などどこから手をつけてよいやら本当に優秀な人でもお手上げのような状態では…

米国株 先週の動き 2023年8月7日〜8月11日

消費者物価指数、生産者物価指数ともに前回を下回ることができず、これは前年のこの時期から物価上昇が低下したため、これまでと比べてハードルが上がってきたためであり、当然予想されていたことでした。 政策金利の高止まり期待、長期国債の金利上昇、Nvid…

米国株 先週の動き 2023年7月31日〜8月4日

先週は注目企業の決算発表がありました。Apple、 Amazonが売上高、EPS予想を上回りましたがAppleは二四半期連続の減収減益。AMDは売上高、EPS予想を上回りました。クアルコムはEPS予想を上回りましたが三四半期連続で減収減益。 それよりも意外なところから…

米国株 2023年7月の運用成績

インフレーションの鎮静化とハードランディング回避の期待が高まってきました。FRBの利上げに対するコメントもやや柔軟になってきています。 第二四半期の決算は7月28日時点でS&P500の約50%の企業が発表を終え、このうち80%が予想の利益を上回りました。 気…

米国株 先週の動き 2023年7月24日〜7月28日

FRBの政策金利は予想通り25BPの利上げで市場はほぼ無反応でした。パウエル米FRB議長の「景気後退懸念は後退」発言、「当分の間、政策金利は高いままで維持する」という決まり文句を引っ込めるなど株式市場にとって追い風が続く期待がもたれています。次のFOM…

大きなお世話の行き過ぎた発信

インフルエンサーがSNSなどで情報発信して特定の商品販売に貢献するマーケティングスタイルが中国やアジア圏で近年、急速に発達しています。KOL(Key Opinion Leader)と呼ばれるこれらのインフルエンサーのバックグラウンドは一般人から有名人まで多岐にわ…

米国株 先週の動き 2023年7月10日〜7月14日

保有資産の評価損益がプラスの0.3%となり、2022年4月1日以来のプラスとなりました。J&Jが決算発表後に大きく上昇し、貢献しました。市場全体でもナスダックが下がる一方でダウが好調を維持していますが、私の保有資産も半導体、ナスダックのレバレッジセグメ…

米国株 先週の動き 2023年7月10日〜7月14日

CPI、コアCPI、PPI、コアPPIともに予想を下回り、市場は好感しました。よかったですねー。ほんとによかった。しかし、ここからFRBが目標とする2%に到達するには失業率が上昇し、成長率が鈍化するなどの痛みを伴なうことを考えるとまだ先は長いですね。7月以…

思ったよりも深刻だった中国経済

今年の初め、市場ではコロナ後の中国経済回復の予想が主流でしたが、第一四半期が終わって雲行きが変わってきました。中国経済の停滞は思っていたよりも深刻だった。それをもっとも強く実感しているのはそこに暮らして経済活動をしている人民だと思いますが…

米国株 先週の動き 2023年7月3日〜7月7日

雇用統計は失業率でみる限りまだまだ米国の雇用が強いことを印象づけました。FOMC議事要旨からは年内にあと三回利上げの意見も出ていることが明らかになり、FRBが目標とするインフレ2%台に対してここで手を緩めることはあり得ないという見方が優勢となってき…