水になるブログ

米国株を中心とした投資、料理、ゴルフの話題をお伝えします。

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

中国経済のロングテール

パレートの法則を古典にしてしまったロングテールの法則はITが生み出した革新です。 中国経済のスローダウンが明らかになっていますが、経済主体のロングテールである小企業は全体で国家の税収の半分を担い、GDPの60%を占め、都市の雇用のうち80%に貢献して…

香港で三番目の富豪の資産管理

香港の株式相場は今年は最悪でしたね。12月30日12:00のハンセン指数は年初から15%の下落です。本題とはまったく関係がありませんが私も10%、香港上場銘柄に入れています。そんな現在の投資環境、資産管理に対する影響を垣間見る香港の資産家のお話です。 www…

米国株・中国株 先週の動き 2021年12月20 日~12月24日  クリスマス・ラリー

先週一週間の指数と保有資産の値動き、損益率を報告します。 期間:2021年12月20日~12月24日 概況: 米国株式市場は三指標ともに12月20日を底に金曜日まで4日連続の上昇 特にナスダック総合指数が強く、+3.2%の上昇 米個人消費支出(Personal Consumption E…

香港大手不動産デベロッパーの憂鬱(5) 量的充足

2019年に香港で起こった、かつてないほどのスケールのデモ活動の背景には住宅問題に対する不満があったと聞きます。そこで香港や北京の政府当局は問題の矛先を不動産デベロッパーに向けている、というわけです。 今年3月には韓正副首相(今話題になっている…

香港大手不動産デベロッパーの憂鬱(4) モノポリー

昔、モノポリーというボードゲームに凝ったことがありました。首尾よく土地、建物、公共事業などに投資を積み重ねて最終的に他のプレーヤーを破産させると勝つというゲームで、資本の論理を体感することができます。パークプレースやボードウォークの一等地…

香港大手不動産デベロッパーの憂鬱(3) 新界、北部計画

香港といえば香港島と九龍半島がよく知られていますが、新界(New Territories)の存在については私自身はよく知りませんでした。新界は英国が清から香港島と九龍半島を割譲したあと「租借」した地域で、本土の深センと接する九龍半島の北半分と233の島から…

米国株・中国株 先週の動き 2021年12月13日~12月17日 乱高下する一週間

先週一週間の指数と保有資産の値動き、損益率を報告します。 期間:2021年12月13日~12月17日 概況: 米国株式市場は三指標ともに下落、週半ば水曜日に大きく上昇したあと木曜日、金曜日にかかけてそれ以上に下落 ダウ、S&P500が△2%近く、ナスダック総合指数…

香港大手不動産デベロッパーの憂鬱(2) 棺桶住宅

不動産、といえば中国本土では不動産デベロッパーの過剰債務、投機的売買抑制の話題が日を追うごとに増えてきている印象です。政府の掲げる「共同富裕」のスローガンと折り重なって、地方政府とともに巨額の収入を得てきた不動産業に大ナタがふるわれている…

香港大手不動産デベロッパーの憂鬱(1) 四大不動産デベロッパー

「アメリカの家に住み、中国人のコックを雇い、日本人の奥さんをもらう」という例えがありましたが、昭和の時代、日本の住宅事情は「ウサギ小屋」というありがたい評価を受けていました。今にして思うと今の中国のように目覚ましい経済発展を遂げる中で貿易…

米国株 Xometry 社外取締役が自社株購入

FOMCが13日、14日に行われ、債券購入縮小、利上げを実行するタイミングが前倒しされるという観測が織り込まれつつ既存のワクチンがオミクロンに対して実はあまり効かないというどたばたの中、米国株三指標は二日連続で下げました。 Tax Loss Selling(含み損…

米国株・中国株 先週の動き 2021年12月6日~12月10日 揺り戻し

先週一週間の指数と保有資産の値動き、損益率を報告します。 期間:2021年12月6日~12月10日 概況: オミクロン株の脅威に対する懸念が和らぎ、株式相場が揺り戻す動き 長期金利が再び+10.9%上昇、米国株式相場はダウ、S&P500、ナスダック総合指数が+3.6%か…

米国株 ものづくりのマーケットプレイス Xometry

「そうは問屋がおろさない」は、かつては問屋という存在がいかに強かったかをあらわしています。問屋さんの機嫌を損ねると小売りは商売に支障が出る、という時代があったのでしょう。やがて、現代になると「中抜き」という言い方があるように、社会的インフ…

中国 国家の安全と身の危険

中国のデータセキュリティ法は6月10日の全人代で可決・成立し、9月1日から施行されることになりました。しかし北京政府がデータセキュリティ法を侵害している疑いがあるとして滴滴に対する調査を発表したのは同社がNYに上場した直後、7月2日でした。 www.wsj…

中国経済のリアル 収入は減るが家賃は上がる

中国経済がいよいよ鈍化してきた、という情報はここのところの月次統計で如実に現れてきています。中央政府は「共同富裕」を掲げて大手企業からの搾取による富の分配をすでに実行していますが、それこそ「やっている感」を出している以上の効果があるのかは…

中国株 秒読みに入った恒大集団

いよいよ秒読み段階に入ったようです。 先週金曜日(12月3日)、恒大集団本社が所在する広東省は同社の抱えるリスクマネジメントのためのチームを同社に派遣したとのことです。恒大社は12月6日は同社の取締役会リスク管理委員会を設置したと発表しました。そ…

米国株・中国株 先週の動き 2021年11月29日ー12月3日 今週も続落

先週一週間の指数と保有資産の値動き、損益率を報告します。 期間:2021年11月29日~12月3日 概況: 株が売られ、債券が買われる状況で長期金利が1.34までさらに低下、ナスダック総合指数が先週の△3.5%下落に続き今週も△2.6%下落 長期金利△9.4%大幅に低下、…

米国株・中国株 2021年11月の運用成績

9月後半の買い時を逃した反省から、長期投資の前提として資金があれば少しずつでも極力買い増しをするべきという方針とし、11月もそれを実行しました。しかしここへきて大きなTOPICはなんといっても11月26日のオミクロン株発生による世界同時株安です。 2025…