雇用統計は失業率でみる限りまだまだ米国の雇用が強いことを印象づけました。FOMC議事要旨からは年内にあと三回利上げの意見も出ていることが明らかになり、FRBが目標とするインフレ2%台に対してここで手を緩めることはあり得ないという見方が優勢となってきました。(しかし実際どうなるかはわかりませんが)
市場もある程度は織り込んでいるため先週の調整は軽微なものでした。再び4%台に突入した長期金利の動向とともに今週のCPIがいよいよ注目となります。
期間:2023年7月3日〜7月7日
概況:
- 10年国債利回りは+23bp上昇、4.05
- 米株価三指数はともに反落、特にダウ工業平均は▼2.0%下落
- 香港ハンセン指数は▼2.9%の比較的大きな下落
- ISM製造業景気指数 46.0(予想47.1、前回46.9)
- ISM非製造業景気指数 53.9(予想51.2、前回50.3)
- ADP雇用者数(前月比) 497千人(予想241千人、前回267千人)
- 失業率 3.6%(予想3.6%、前回3.7%)
- 非農業部門雇用者数(NFP、前月比) 209千人(予想229千人、前回306千人)
保有資産実績:
- 合計保有量は増減なし
- 評価損益率は▼1.9%下落、累計損益率は▼3.6%
- 香港株以外のセグメントで下落、最大はレバレッジETFの▼3.5%
- 個別では14銘柄中10銘柄が下落、最大はSOXLの▼7.0%、次いでJ&Jの▼3.8%
含み損益週間差異
- コア投資A:グローバルREIT+0.5%、世界割安成長株▼2.0%、米国株投信▼0.3%
- コア投資B:GLD+0.2%、VTI▼1.0%、J&J▼3.8%、AT&T▼1.3%
- レバレッジETF:SOXL▼7.0%、QLD▼2.0%、TMF▼3.1%
- IPO銘柄:ドクシミティ(DOCS)▼2.4%、ゾミトリ(XMTR)▼3.7%、CSディスコ(LAW)+0.2%
- 香港株:0142FP+7.9%
今週の動き:
- 消費者物価指数(CPI、前年比) (予想3.1%、前回4.0%)
- 消費者物価指数(コアCPI、前年比) (予想5.0%、前回5.3%)
- 生産者物価指数(PPI、前年比) (予想0.5%、前回1.1%)
- 生産者物価指数(コアPPI、前年比) (予想2.5%、前回2.8%)
- ミシガン大学消費者信頼感指数(速報) (予想65.4、前回64.4)
Be water, my friends.