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米国株を中心とした投資、料理、ゴルフの話題をお伝えします。

米国株 2024年6月の運用成績

 インフレーション鎮静化が具体化する一方で年内利下げ予想は二回。Nvidia時価総額3兆ドル超え、しかし直後に下落、個人消費鈍化、雇用の軟化と相まって月の後半は相場が失速しました。

 6月一か月でみればテクノロジー、コミュニケーションサービスは依然強く、ヘルスケアや消費財も上昇しています。半導体の利益確定、または調整からディフェンシブな銘柄に資金が移動しているようですが、株式相場全体の底堅い上昇のためにはよい動きではないでしょうか。

 保有資産については定期積み立てのVTI以外にAT&TとTMFに追加投資しました。AT&Tは永らく低迷していましたがこの半年でようやく上昇に転じ、プラス転換までもう少しというところです。TMFは利下げまでまだ時間がかかりますが、長期金利が二か月連続で下がっているのでいったん追加を入れてみました。

 

6月のTOPICS

  • 米国の製造業活動は5月に縮小ペースが加速、生産がほぼ停滞し、受注がおよそ2年ぶりの大幅な落ち込みとなったことが響いた
  • 4月の米求人件数は2021年以来の低水準、これを受けて米10年債利回りは低下
  • 5日の米株式市場は大型ハイテク株が上昇し、S&P500種株価指数が今年25回目の最高値更新
  • Nvidiaの株式時価総額が5日、初めて3兆ドル(約468兆円)を超えた
  • CPI、PPIの前年比が総合、コアともに前回を下回る
  • Broadcom Inc.2-4月決算は利益と売上高が市場予想を上回り、通年業績も市場予想を上回る見通し
  • Oracle3-5月決算、受注増が予想を上回り、クラウドコンピューティングの分野で市場シェア拡大への取り組みが勢いを増し、株価は12日NY市場で上場来高値を更新
  • 12日の米株式市場では、S&P500種株価指数が最高値を更新
  • FOMCは2024年の利下げ回数が1回になると予想、少なくとも2回実施されるとの市場の見通しは変わらなかった
  • FF金利の長期的な推計値を中央値2.8%、3月時点の2.6%から上方修正
  • 18日Nvidiaは3.5%上昇、時価総額でMicrosoftを抜き、世界首位に躍り出た
  • Nvidia株価3営業日続落、時価総額は約4300億ドルが消失、3日間の消失額としては過去最大
  • Micron Technology業績見通、一部投資家の高い期待に届かず、株価は市場時間外取引で下落
  • 1-3月期の個人消費は1.5%増、改定値から下方修正-GDP統計
  • Amazon最高値更新

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保有資産の状況:

  • 保有資産量は前月比で+2.4%増 
  • 評価損益は前月比+5.6%、累計損益は24.2%。
  • コア投資BはVTIに定期積立とAT&Tに追加投資、レバレッジETFのTMFにも追加投資

 2021年末を基準として2025年末に資金投入量1.5倍、評価額+40%を目標に月次の運用成績をレビューしていきます。

 市場概況:

1)米経済指標

  • ISM製造業景気指数 48.7(予想49.7、前回49.2)
  • ISM非製造業景気指数 53.8(予想51.1、前回49.4)
  • ADP雇用者数(前月比) 152千人(予想177千人、前回188千人)
  • 失業率 (予想3.9%、前回3.9%)
  • 非農業部門雇用者数(NFP、前月比) (予想180千人、前回175千人)
  • 平均時給(前年比) (予想4.0%、前回3.9%)
  • ミシガン大学消費者信頼感指数(確報) 69.1(予想67.4、前回67.4)
  • 消費者物価指数(CPI、前年比) 3.3%(予想3.4%、前回3.4%)
  • 消費者物価指数(コアCPI、前年比) 3.4%(予想3.5%、前回3.6%)
  • 生産者物価指数(PPI、前年比) 2.2%(予想2.5%、前回2.3%)
  • 生産者物価指数(コアPPI、前年比) 2.3%(予想2.5%、前回2.5%)
  • FRB政策金利(上限金利) 5.5%(予想5.5%、前回5.5%)
  • ミシガン大学消費者信頼感指数(速報) 65.6(予想72.1、前回69.1)
  • ニューヨーク連銀製造業景気指数 ▼6.0(予想▼14.0、前回▼15.6)
  • 小売売上高(前月比) 0.1%(予想0.3%、前回▼0.2%)
  • フィラデルフィア連銀景況指数 1.3(予想4.5、前回4.5)
  • コンファレンスボード消費者信頼感指数 100.4(予想100.1、前回101.3)
  • リッチモンド連銀製造業指数 ▼10.0(予想▼2.0、前回0.0)
  • 実質GDP(前期比年率、確報) 1.4%(予想1.5%、前回1.3%)
  • 個人消費(前期比年率、改定) 1.5%(予想2.0%、前回2.0%)
  • PCEコアデフレータ(前年比) 2.6%(予想2.6%、前回2.8%)
  • PCEデフレータ(前年比) 2.6%(予想2.6%、前回2.7%)
  • シカゴ購買部協会景気指数(PMI) 47.4(予想、前回35.4)
  • ミシガン大学消費者信頼感指数(確報) 68.2(予想65.6、前回65.6)

 

2)相場関連指標(前月末比較)

  • 米長期金利:前月に続き▼17bp下落で4.34
  • 米国株式三指数:三指数ともに上昇、ナスダック総合が6.0%上昇
  • 香港ハンセン指数:▼2.0%の下落

 

 保有資産:

1)21年末基準

  • 保有量+40.6%増加、評価損益率+18.3%上昇

2)年初来

  • 保有量+4.7%増加、評価損益率+16.2%上昇

3)月次

  • 保有量+2.4%増、評価損益率は+5.6%増加し、累計損益率は24.2%
  • コア投資Bに+2.6%、レバレッジETFに+3.7%追加投資
  • コア投資A、コア投資B、レバレッジETFが上昇、最大はレバレッジETFの+15.2%
  • 個別の損益率は14銘柄中10銘柄が上昇、最大はSOXLの+25.1%

コア投資A 累計損益率 43.5% 前月比+3.3%

  • グローバルREIT 46.0% 前月比+6.6%
  • 世界割安成長株 62.5% 前月比+1.0%
  • 米国株投信 22.8% 前月比+3.6%

コア投資B 累計損益率 10.5% 前月比+2.7%

  • GLD 17.6% 前月比▼0.2%
  • VTI 21.9% 前月比+2.7%(+2.3%追加投資)
  • J&J ▼10.6% 前月比▼0.3%
  • AT&T ▼15.8% 前月比+5.7%(+10.1%追加投資)
  • レバレッジETF 累計損益率 61.3% 前月比+15.2%
  • SOXL 105.2% 前月比+25.1%
  • QLD 67.1% 前月比+17.9%
  • TMF ▼28.7% 前月比+8.0%(+28.0%追加投資)

小型株個別銘柄 累計損益率 ▼70.7% 前月比▼2.3%

  • DOCS ▼57.2% 前月比+0.4%
  • XMTR ▼79.8% 前月比▼6.6%
  • LAW ▼86.9% 前月比+0.2%

香港株 

  • 0142FP 37.0% 前月比▼4.5%

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