6月米雇用統計は雇用者数の伸びが鈍化した一方で失業率上昇を示し、米金融当局が今後数カ月以内に利下げを開始するとの観測を強める内容となりました。半導体を中心にテクノロジーが再び力強く上昇した一週間でした。
今週はいよいよ物価指数の発表があり、パウエル議長の議会証言とともに大いに注目しています。
Topics:
- ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁、金融当局がインフレ率を2%に低下させるという目標を達成できると確信している
- FRBパウエル議長、最新の経済データはインフレが再び鈍化傾向をたどっていることを示唆している
- FOMC6月11-12日会合、インフレが鈍化していることを示すさらなる証拠を待ちたいとの認識、高金利をいつまで維持するかを巡っては意見が分かれた
- 3日、S&P500種株価指数は続伸、過去最高値を再び更新、一連の経済指標が予想を下回り年内利下げの観測が強まった
指数・統計:
- 10年国債利回りは▼7bp低下、4.27
- 米株価三指数は共に上昇、ナスダック総合が3%以上の上昇
- ISM製造業景気指数 48.5(予想49.0、前回48.7)
- ISM非製造業景気指数 48.8(予想52.5、前回53.8)
- ADP雇用者数(前月比) 150千人(予想159千人、前回157千人)
- 失業率 4.1%(予想4.0%、前回4.0%)
- 非農業部門雇用者数(NFP、前月比) 206千人(予想190千人、前回218千人)
- 平均時給(前年比) 3.9%(予想3.9%、前回4.1%)
保有資産実績:
- 合計保有量は増減なし
- 評価損益率は+4.0%上昇、累計損益率は28.2%
- セグメントでは香港株を除いて上昇、最大はレバレッジETFの+12.4%
- 個別では14銘柄中10銘柄が上昇、最大はSOXLの+20.2%、次いでQLD+11.9%、XTMR+9.1%
含み損益週間差異
- コア投資A:グローバルREIT+1.6%、世界割安成長株+1.6%、米国株投信+1.1%
- コア投資B:GLD+3.2%、VTI+2.1%、JNJ+0.2%、AT&T▼1.5%
- レバレッジETF:SOXL+20.2%、QLD+11.9%、TMF+2.1%
- 小型株個別銘柄:ドクシミティ(DOCS)▼0.7%、ゾミトリ(XMTR)+9.1%、CSディスコ(LAW)▼13.1%
- 香港株:0142FP▼3.4%
今週の動き:
- 消費者物価指数(CPI、前年比) (予想3.1%、前回3.3%)
- 消費者物価指数(コアCPI、前年比) (予想3.4%、前回3.4%)
- 生産者物価指数(PPI、前年比) (予想2.3%、前回2.2%)
- 生産者物価指数(コアPPI、前年比) (予想2.3%、前回2.3%)
- ミシガン大学消費者信頼感指数(速報) (予想68.1、前回68.2)
Be water, my friends.