長短金利の逆イールドが解消に向かっています。この減少は過去においてはリセッションの兆候となっていたのですが、経済は強く、リセッションに陥るとは思えない状況です。しかしはっきりしているのは大型テック株から小型株やディフェンシブセクターへのローテーションで、保有資産でみてもSOXL、QLDが大きくやられる一方でVTI、Johnson & Johonsonや小型株で多少盛り返しています。
株式市場全体で調整が続く、あるいは弱気相場に転換する、ということはないと思っていますが、今週発表される雇用統計が引き続き弱いことが前提ですね。
Topics:
- Alphabet C (GOOG)23日に4-6月決算発表、売上高がアナリスト予想を上回る、クラウドコンピューティングと検索広告に対する需要が寄与
- Texas Instruments (TXN)、過剰在庫が解消されつつあることを示す売上高見通しを発表、投資家の間に同社のチップの主要市場で回復が進んでいるとの安心感広がる
- FRBは数カ月内の借り入れコスト引き下げに向かっているー依然堅調ではあるが減速している雇用市場へのリスクを踏まえ、パウエル議長が31日の会見でこの動きを示唆するかもしれない
- 米アップルのAIサービス投入は当初予定より遅れることになりそうだースマートフォン「iPhone」とタブレット型端末「iPad」向けの基本ソフトウエア次期バージョンの最初のリリースには間に合わないが、バグ修正のための時間が増えることになりそうだ
決算:
保有株
- AT&T (T):EPS(0.57、予想0.57)△、(29.8B、予想29.98B)×
M7
- Alphabet C (GOOG):EPS(1.89、予想1.83)〇、売上高(84.74B、予想84.15B)〇
半導体
- Texas Instruments (TXN):EPS(1.22、予想1.16)〇、売上高(3.82B、予想3.8B)〇
指数・統計:
- 10年国債利回りは▼4bp低下、4.20
- 米株価三指数は前の週と同様、ダウ工業平均が続伸で+0.7%の上昇、S&P500、ナスダック総合はそれぞれ▼0.8%、▼2.1%で続落
- リッチモンド連銀製造業指数 ▼17.0(予想▼7.0、前回▼10.0)
- 個人消費(前期比年率、速報) 2.2%(予想、前回1.5%)
- 実質GDP(前期比年率、速報) 2.8%(予想1.8%、前回1.4%)
- PCEコアデフレータ(前年比) 2.6%(予想2.5%、前回2.6%)
- PCEデフレータ(前年比) 2.5%(予想2.4%、前回2.6%)
- ミシガン大学消費者信頼感指数(確報) 66.4(予想66.0、前回66.0)
保有資産実績:
- 合計保有量は0.7%増加、コア投資Bに+1.3%追加
- 資産評価額は▼1.7%減少、累計損益率は20.1%
- コア投資B、小型株銘柄が増加、レバレッジETFは▼6.6%の減少
- 個別では14銘柄中10銘柄が減少、最大はSOXLの▼10.8%、次いでQLD▼5.4%
含み損益週間差異
- コア投資A:グローバルREIT▼4.3%、世界割安成長株▼3.4%、米国株投信▼2.3%
- コア投資B:GLD▼0.5%、VTI+1.3%(+2.2%追加購入)、JNJ+3.8%、AT&T▼0.6%
- レバレッジETF:SOXL▼10.8%、QLD▼5.4%、TMF▼0.2%
- 小型株個別銘柄:ドクシミティ(DOCS)▼0.2%、ゾミトリ(XMTR)+7.0%、CSディスコ(LAW)+12.5%
- 香港株:0142FP▼0.9%
今週の動き:
- コンファレンスボード消費者信頼感指数 (予想99.9、前回100.4)
- ADP雇用者数(前月比) (予想168千人、前回150千人)
- シカゴ購買部協会景気指数(PMI) (予想44.0、前回47.4)
- FRB政策金利(上限金利) (予想5.5%、前回5.5%)
- ISM製造業景気指数 (予想49.0、前回48.5)
- 失業率 (予想4.1%、前回4.1%)
- 非農業部門雇用者数(NFP、前月比) (予想175千人、前回206千人)
- 平均時給(前年比) (予想3.7%、前回3.9%)
Be water, my friends.