注目のFOMCは予想通り政策金利が据え置きとなったものの、パウエル議長会見はタカ派的な発言が目立ち、年内の再利上げ、以降の金利据え置き長期化が予想され株価は軟調となりました。
FOMCの経済見通し
- 2023年の成長率は1.0%から2.1%に、しかし2024年は1.5%に下がり、2025年から1.8%の安定軌道
- 失業率見通しは前回の4.1%から3.8%に下がり、2024年は再び4.1%
- インフレ―ション(PCEコア)は前回3.9%から3.7%、2024年は2.6%に下げる
- FFレートは2024年が前回の4.6%から5.1%となり、一方で2025年には3.9%に
ということで大統領選挙の来年に照準を合わせてインフレ退治をする意思がより明確になり、来年に向けては株価にとってマイナスの材料となる一方で膿を出しきった2025年以降は正常軌道に戻るということを見越してリスク資産を保有するという見方ができるようです。
期間:2023年9月18日〜9月22日
概況:
- 10年国債利回りは12bp、三週連続の上昇で4.44
- 米株価三指数は▼2%から▼3%台の大き目の下落
- 香港ハンセン指数は+0.5%上昇
- FRB政策金利 5.5%(予想5.5%、前回5.5%)
- フィラデルフィア連銀景況指数 ▼13.5(予想▼0.4、前回12.0)
保有資産実績:
- 合計保有量は増減なし
- 評価損益率は▼3.7%、累計損益率は▼7.3%
- 香港株を除く全セグメントで下落、最大はレバレッジETFの▼6.9%
- 個別では14銘柄中11銘柄が下落、最大はSOXLの▼7.4%、次いでQLDの▼7.1%
含み損益週間差異
- コア投資A:グローバルREIT▼5.3%、世界割安成長株▼3.0%、米国株投信▼3.7%
- コア投資B:GLD+0.2%、VTI▼3.4%、J&J▼0.6%、AT&T▼0.4%
- レバレッジETF:SOXL▼7.4%、QLD▼7.1%、TMF▼1.4%
- IPO銘柄:ドクシミティ(DOCS)▼2.0%、ゾミトリ(XMTR)▼2.5%、CSディスコ(LAW)+0.4%
- 香港株:0142FP+0.0%
今週の動き:
- コンファレンスボード消費者信頼感指数 (予想106.0、前回106.1)
- 実質GDP(前期比年率、確報) (予想2.4%%、前回2.1%)
- PCEコアデフレータ(前年比) (予想3.9%、前回4.2%)
- PCEデフレータ(前年比) (予想3.6%、前回3.3%)
- シカゴ購買部協会景気指数(PMI) (予想47.0、前回)
- ミシガン大学消費者信頼感指数(確報) (予想67.7、前回67.7)
Be water, my friends.