Nvideaの大幅売上増加見込みやAIへの期待からナスダック、半導体セクターが好調、とくに半導体は3倍ブルのSOXLが木曜日と金曜日二日連続で20%以上の爆上げとなりました。SOXLとともにレバレッジETFとして保有しているQLDも+6.2%の増加で、レバレッジETFセグメントとしては2022年1月から続く含み損もだいぶ縮小し、最大▼57%からようやく▼10％まで回復しました。プラス転換までもう少しですが、突如としてAIが一種のブームのようになり、全体ではなく一部のビッグテックが市場を牽引しているのでこのまま順調に上昇が続くかは疑問です。
PCEに見られるようにインフレーションは高止まりの様相、長期国債の利回りも上昇が続く中での株価上昇という座りの悪い状況になってきました。今週の労働統計は6月のFOMCに向けてますます注目度が高まります。
期間：2023年5月22日〜5月26日
概況：
- 10年国債利回りは先週に引き続き+11bpの上昇、3.81
- 米株価三指数はダウ工業平均がマイナス、S&P500が+0.3%とわずかにプラス、ナスダック総合が+2.5%と三者三様
- 香港ハンセン指数は+0.0
- 実質GDP（前期比年率）（改定） 1.3%（予想1.1%、前回1.1%）
- PCEコアデフレータ（前年比） 4.7%（予想4.6%、前回4.6%）
- PCEデフレータ（前年比） 4.4%（予想4.3%、前回4.2%）
- ミシガン大学消費者信頼感指数（確報） 59.2（予想57.7、前回57.7）
保有資産実績：
- 合計保有量はコア投資Aから一部を売却したため▼8.0%
- 評価額は+1.0%増加、累計損益率は▼8.1%
- セグメントではコア投資Bを除いて増加、特にレバレッジETFが+10.0%の増加
- 個別では14銘柄中6銘柄が増加、最大はSOXLの+20.5%、最大の減少はAT&Tの▼2.9%
含み損益週間差異
- コア投資A：グローバルREIT▼1.6%（一部売却▼49.1%）、世界割安成長株▼1.1%、米国株投信▼1.5%（一部売却▼50.5%）
- コア投資B：GLD▼1.5%、VTI+0.3%、J&J▼2.8%、AT&T▼2.9%
- レバレッジETF：SOXL+20.5%、QLD+6.2%、TMF▼0.2%
- IPO銘柄：ドクシミティ（DOCS）▼2.0%、ゾミトリ（XMTR）+3.0%、CSディスコ（LAW）+1.4%
- 香港株：0142FP+4.9%
今週の動き：
5月30日（火）コンファレンスボード消費者信頼感指数 （予想100.0、前回101.3）
5月31日（水）シカゴ購買部協会景気指数（PMI） （予想47.6、前回48.6）
6月1日（木）ADP雇用者数（前月比） （予想163千人、前回296千人）、ISM製造業景気指数 （予想47.1、前回47.1）
6月2日（金）失業率 （予想3.5%、前回3.4%）、非農業部門雇用者数（NFP、前月比） （予想185千人、前回253千人）
Be water, my friends.
