5月S&P500は約5%の上昇、ナスダックはそれ以上の上昇で史上最高値更新、ダウも一時は史上初の4万を突破するなど一か月を通じては好調な株式市場でした。テクノロジーを筆頭に、セクターで上昇しています。
半導体やテクノロジーで業績に明るさを見られた一方で、相変わらずインフレーション長期化と利下げ開始が遅れる懸念の綱引きで月後半には下げる局面となりましたが、六月はどうなるでしょうか。
5月のTOPICS
- FOMCは六会合連続で金利を据え置き
- Qualcommの4月―6月業績見通しが予想を上り、2年にわたり低迷していた携帯端末の需要の回復を示唆
- Appleの第1四半期決算は中国での需要が予想よりも強く、売上高が懸念されていたほど落ち込まなかった(売上高4.3%減の908億ドル、市場予想平均903億ドル)
- 新規失業保険申請件数が231千件で前回、予想を共に上回る
- PPIは総合、コアともに前回を上回り、CPIはともに下回る
- ダウ工業平均が初の4万を突破
- NVIDIAが好決算で10%跳ね上がる
- 23日経済指標が市場予想を上回り、インフレ―ション長期化、FRBの利下げ開始が遅れるとの懸念が強まった
- ナスダック総合が市場最高値を記録
- 米国の消費者信頼感は市場の予想外に上昇、信頼感が高まるのは4カ月ぶり
保有資産の状況:
- 保有資産量は前月比で+0.8%増
- 評価損益は前月比+7.9%、累計損益は18.6%。
- コア投資BはVTIに定期積立
2021年末を基準として2025年末に資金投入量1.5倍、評価額+40%を目標に月次の運用成績をレビューしていきます。
市場概況:
1)米経済指標
- ISM製造業景気指数 49.2(予想50.1、前回50.3)
- ISM非製造業景気指数 49.4(予想51.9、前回51.4)
- ADP雇用者数(前月比) 192千人(予想180千人、前回208千人)
- FRB政策金利(上限金利) 5.5%(予想5.5%、前回5.5%)
- 失業率 3.9%(予想3.8%、前回3.8%)
- 非農業部門雇用者数(NFP、前月比) 175千人(予想240千人、前回303千人)
- 平均時給(前年比) 3.9%(予想4.1%、前回4.1%)
- ミシガン大学消費者信頼感指数(確報) 69.1(予想67.4、前回67.4)
- 生産者物価指数(PPI、前年比) 2.2%(予想2.1%、前回1.8%)
- 生産者物価指数(コアPPI、前年比) 2.4%(予想2.3%、前回2.1%)
- 小売売上高(前月比) 0.0%(予想0.4%、前回0.6%)
- 消費者物価指数(CPI、前年比) 3.4%(予想3.4%、前回3.5%)
- 消費者物価指数(コアCPI、前年比) 3.6%(予想3.6%、前回3.8%)
- ニューヨーク連銀製造業景気指数 ▼15.6(予想▼10.2、前回▼14.3)
- フィラデルフィア連銀景況指数 4.5(予想8.2、前回15.5)
- ミシガン大学消費者信頼感指数(確報) (予想 67.4、前回67.4)
- コンファレンスボード消費者信頼感指数 102.0(予想96.6、前回97.5)
- リッチモンド連銀製造業指数 0.0(予想▼0.7、前回▼7.0)
- 実質GDP(前期比年率、改定) 1.3%(予想1.3%、前回1.6%)
- 個人消費(前期比年率、改定) 2.0%(予想2.2%、前回2.5%)
- PCEコアデフレータ(前年比) 2.8%(予想2.8%、前回2.8%)
- PCEデフレータ(前年比) 2.7%(予想2.7%、前回2.7%)
- シカゴ購買部協会景気指数(PMI) 35.4(予想40.0、前回37.9)
2)相場関連指標(前月末比較)
- 米長期金利:▼17bp下落で4.51
- 米国株式三指数:三指数ともに上昇、ナスダック総合が7%近く上昇
- 香港ハンセン指数:+1.8%の上昇
保有資産:
1)21年末基準
- 保有量+37.3%増加、評価損益率+12.7%上昇
2)年初来
- 保有量+2.3%増加、評価損益率+10.5%上昇
3)月次
- 保有量+0.8%増、評価損益率は+7.9%増加し、累計損益率は18.6%
- コア投資Bに+1.4%追加投資
- 全セグメントで上昇、最大はレバレッジETFの+20.8%
- 個別の損益率は14銘柄中12銘柄が上昇、最大はSOXLの+38.6%
コア投資A 累計損益率 40.2% 前月比+2.2%
- グローバルREIT 39.4% 前月比+2.2%
- 世界割安成長株 61.5% 前月比+2.4%
- 米国株投信 19.2% 前月比+1.9%
コア投資B 累計損益率 7.9% 前月比+4.3%
- GLD 17.8% 前月比+1.9%
- VTI 17.8% 前月比+1.9%(+2.3%追加投資)
- J&J ▼10.3% 前月比+1.3%
- AT&T ▼21.5% 前月比+5.7%
レバレッジETF 累計損益率 46.1% 前月比+20.8%
- SOXL 80.1% 前月比+38.6%
- QLD 49.2% 前月比+16.4%
- TMF ▼36.7% 前月比+4.3%
小型株個別銘柄 累計損益率 ▼68.4% 前月比+0.1%
- DOCS ▼57.6% 前月比+5.3%
- XMTR ▼73.2% 前月比▼4.4%
- LAW ▼87.1% 前月比▼3.7%
香港株
- 0142FP 41.5% 前月比+3.0%
Be water, my friend.