CPI、コアCPI、PPI、コアPPIともに予想を下回り、市場は好感しました。よかったですねー。ほんとによかった。しかし、ここからFRBが目標とする2%に到達するには失業率が上昇し、成長率が鈍化するなどの痛みを伴なうことを考えるとまだ先は長いですね。7月以降は前年のインフレ率が下がっているので前年対比での下げにとってはきつくなってきます。
保有資産の評価損益が▼0.1%となり今週にはようやくプラスに転じる見込みです。インフレーションの鈍化、長期金利低下、AI関連および半導体の好調、小型株の好調、ドル安などでETFを中心に保有している銘柄に幅広く追い風となってきました。
しかしまた調整局面がくれば再びマイナスになり、しばらくはその繰り返しになるかもしれません。常に数字を追っているものの、一喜一憂するのはあまり意味がありませんので、気長に行きたいと思います。
そうするうちに第二四半期の決算発表が始まります。
期間:2023年7月10日〜7月14日
概況:
- 10年国債利回りは▼23bp下落、3.82
- 米株価三指数は2%から3%の大きな反発
- 香港ハンセン指数も+5.7%と大きく反発
- 消費者物価指数(CPI、前年比) 3.0%(予想3.1%、前回4.0%)
- 消費者物価指数(コアCPI、前年比) 4.8%(予想5.0%、前回5.3%)
- 生産者物価指数(PPI、前年比) 0.1%(予想0.5%、前回0.9%)
- 生産者物価指数(コアPPI、前年比) 2.4%(予想2.5%、前回2.6%)
- ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)72.6(予想65.4、前回64.4)
保有資産実績:
- 合計保有量は増減なし
- 評価損益率は+3.4%上昇、累計損益率は▼0.1%
- 香港株以外のセグメントで上昇、最大はレバレッジETFの+8.5%(レバレッジETFが2022年1月14日以来のプラスに転じる)
- 個別では14銘柄中11銘柄が上昇、最大はSOXLの+12.2%、次いでXMTRの8.1%、最大下落はAT&Tの▼4.3%
含み損益週間差異
- コア投資A:グローバルREIT▼1.2%、世界割安成長株+0.0%、米国株投信+2.4%
- コア投資B:GLD+1.5%、VTI+2.8%、J&J+0.4%、AT&T▼4.3%(有毒ケーブル問題が指摘され下落)
- レバレッジETF:SOXL+12.2%、QLD+7.4%、TMF+1.8%
- IPO銘柄:ドクシミティ(DOCS)+4.5%、ゾミトリ(XMTR)+8.1%、CSディスコ(LAW)+1.5%
- 香港株:0142FP▼0.8%
今週の動き:
- 小売売上高(前月比) (予想0.5%、前回0.3%)
- ニューヨーク連銀製造業景気指数 (予想0.2、前回6.6)
- フィラデルフィア連銀景況指数 (予想▼11.0、前回▼13.7)
Be water, my friends.