FRBによる5月の利上げ0.5%(通常の倍)と資産圧縮(QT)950億ドルがすでに既定路線化し、インフレーションの鎮静化の兆しもないまま一か月が過ぎました。底が見えてきたようで見えない相場はこの一か月でナスダック総合指数の▼13.3%を筆頭に、ダウが約▼5%、S&P500が約▼9%と大幅に下落しました。ここへきてゼロコロナ政策に大きく影響されて低迷がいっそう著しい中国経済も相場の下落に拍車をかけています。
絶好の買い場到来!ということで少量の追加投資は継続しながら手元資金を増やしてまとめて購入するタイミングを窺っています。資金を増やすため香港株の0066MTRと0700Tencentを全量売却しました。
2021年末を基準として2025年に資金投入量1.5倍、評価額+40%を目標に月次の運用成績をレビューしていきます。
市場概況:
1)米経済指標
- ISM製造業景気指数 57.1(予想59.0、前回58.6)
- 失業率 3.6%(予想3.7%、前回3.8%)
- 非農業部門雇用者数 431千人(予想490千人、前回750千人)
- CPI前年比 8.5%(予想8.4%、前回7.9%)
- PPI前年比 11.2%(予想10.6%、前回10.3%)
- 小売売上高前月比 0.5%(予想0.6%、前回0.8%)
- 実質GDP成長率前期比年率 ▼1.4%(予想1.0%、前回6.9%)
2)相場関連指標(前月末比較)
- 米長期金利:2.33から2.89に60bpの大幅上昇
- 米国株式三指数:▼4.9%以上の暴落、ナスダック総合指数は▼13.3%
- 香港ハンセン指数:▼4.1%の下落
- 米セクター別:Consumer Defensiveを除く全セクターが▼4%以上の大幅下落、通信、Consumer Cyclical、テクノロジー、金融が▼10%以上の暴落
保有資産概況:
1)年初来
- 保有量▼0.4%減少、評価額▼14.3%下落
2)月次
- 保有量▼10.1%減少、評価額▼9.5%減少
- グローバルREITとJ&Jの一部、香港株の0066MTRと0700Tencentの全量を売却し、今後さらなる下落の場面に備えて資金化を図る
- SOXL、QLD、ゾミトリ(XMTR)に少量の追加投資
- 評価額は▼9.5%減少、香港株以外の全セグメントで下落し、特にレバレッジETFが▼24.4%の大幅な下落
コア投資A 累計損益率13.6% 前月比▼5.4%
- グローバルREIT 34.7% 前月比+2.1%
- インデックスファンド 5.5% 前月比▼9.8%
コア投資B 累計損益率▼5.3% 前月比▼4.8%
- VTI ▼10.1% 前月比▼9.2% (▼11.9%売却)
- J&J 9.5% 前月比+2.0%
- AT&T ▼33.1% 前月比▼16.9%
レバレッジETF 累計損益率▼34.3% 前月比▼24.4%
- SOXL ▼45.0% 前月比▼28.6%(+22.8%追加投資)
- QLD ▼28.1% 前月比▼22.9%(+11.2%追加投資)
- TMF ▼44.0% 前月比▼20.3%
米国IPO銘柄 累計損益率▼39.3% 前月比▼9.3%
- DOCS ▼39.0% 前月比▼18.7%
- XMTR ▼42.7% 前月比+6.8%
- LAW ▼32.4% 前月比▼7.2%
香港市場 累計損益率+19.6% 前月比+21.8%
- 0142FP +19.6% 前月比+19.6%
- 0066MTR 全量売却
- 0700Tencent 全量売却
Be water, my friend.