長期金利上昇、イールドカーブのフラット化、ドル高、とマクロ環境が大きく方向転換する中、三月はなぜか株式市場が大きく反転しました。保有資産については合計で含み損益がひさしぶりにプラスに転じ、特にグローバルREIT、J&J、QLDといったところが非常に強い動きを示しました。REITの強さには感心します。J&Jも頼もしくなってきました。AT&Tもがんばってほしい。一方、3月も相変わらず弱かったのは小型株のIPO銘柄でした。香港株は市況の軟調にも関わらず、保有銘柄は大きく反発しました。
2021年末を基準として2025年に資金投入量1.5倍、評価額+40%を目標に月次の運用成績をレビューしていきます。
市場概況
1)米経済指標
- ISM製造業景気指数 58.6(予想58.0、前回58.4)
- 失業率 3.8%(予想3.9%、前回4.0%)
- 非農業部門雇用者数 678千人(予想423千人、前回481千人)
- CPI前年比 7.9%(予想7.9%、前回7.5%)
- PPI前年比 10.0%(予想10.0%、前回10.0%)
- 小売売上高前月比 0.3%(予想0.4%、前回4.9%)
- 実質GDP成長率前期比年率 6.9%(予想7.0%、前回7.0%)
2)相場関連指標(前月末比較)
- 米長期金利:2.33に+26.5%の大幅上昇
- 米国株式三指数:+2.3%〜+3.6%の上昇
- 香港ハンセン指数:▼3.2%、前月に続き下落
- 米セクター別:公益事業が8%の伸び、続いて素材、不動産が強い、すべてのセクターでプラス
保有資産概況
1)年初来
保有量+11%、評価額▼5%
2)月次
- テンセントを大幅下落時に保有数と同数購入し、その後同数を売却し損切り(結果、保有コストは下がった)
- VTI、SOXL、QLDを2月の四割程度の量で買い増し、全体では+3.6%増加
- 累計損益率は前月末から+4.3%改善し、1.1%のプラスに転じる
- コア投資Aが+8%の上昇、香港株も+7%と強く、IPO銘柄が前月の+13%をほぼ吐き出す下落率
コア投資A 累計損益率19.0% 前月比+8.2%
- グローバルREIT 32.6% 前月比+14.6%
- インデックスファンド 15.3% 前月比+5.0%
コア投資B 累計損益率▼0.4% 前月比+4.3%
- VTI ▼0.9% 前月比+3.5% +12.9%追加
- J&J 7.8% 前月比+7.7%
- AT&T ▼16.2% 前月比▼0.2%
レバレッジETF 累計損益率▼9.9% 前月比+3.2%
- SOXL ▼16.4% 前月比▼3.6% +7.4%追加
- QLD ▼5.2% 前月比+8.7% +10.4%追加
- TMF ▼23.7% 前月比▼15.2%
米国IPO銘柄 累計損益率▼30.0% 前月比▼12.6%
- DOCS ▼20.3% 前月比▼14.2%
- XMTR ▼49.4% 前月比▼16.7%
- LAW ▼25.2% 前月比+1.3%
香港市場 累計損益率▼2.2% 前月比+7.2%
- 0142FP 19.6% 前月比+4.2%
- 0066MTR ▼2.4% 前月比+4.4%
- 0700Tencent ▼25.0% 前月比8.6%
次月の見通しとアクション
日本から送金した資金が円安で使いづらくなりました。相場もまだ不透明ということもあり、香港ドルからの購入に制限しようと思います。下がったらVTI、SOXL、QLDを買います。
Be water, my friend.