「1月の株価が強いとその年の株価は強い」というアノマリーがあるそうですが、1月はよいスタートを切りましたね。インフレーションの鎮静化が刻々と実現される一方で、市場は企業業績や景気後退に対する警戒感に対して徐々に鈍感になっている楽観的な態度に見受けられます。
保有資産では合計で+7.1%の評価損益率の上昇、S&P500をアウトパフォームし、ナスダック総合には及びませんでした。香港株がプラスに転じ、次は▼5%まで回復したVTIを中心とするコア投資Bがプラスになることを期待しています。
J&Jが大きく下落し、累計評価損益でマイナスに転じてしまったのはショックでした。巨額の訴訟事案の処理がうまく行っていないことが大きく影を落とすことになりそうです。
2021年末を基準として2025年に資金投入量1.5倍、評価額+40%を目標に月次の運用成績をレビューしていきます。
市場概況:
1)米経済指標
- ISM製造業景気指数 48.4(予想48.6、前回49.0)
- ISM非製造業景気指数 49.6(予想55.1、前回56.5)
- 失業率 3.5%(予想3.7%、3.6%)
- 非農業部門雇用者数(NFP、前月比) 223千人(予想201千人、前回256千人)
- 消費者物価指数(CPI、前年比)6.5%(予想6.5%、前回7.1%)
- 生産者物価指数(PPI、前年比)6.2%(予想6.8%、前回7.3%)
- 小売売上高(前月比)▼1.1%(予想▼0.9%、前回▼1.0%)
- ニューヨーク連銀製造業景気指数▼32.9(予想▼8.7、前回▼11.2)
- フィラデルフィア連銀景況指数▼8.9(予想▼10.9、前回▼13.7)
- ミシガン大学消費者信頼感指数 64.9(予想64.6、前回64.6)
- 実質GDP(前期比年率、速報値) +2.9%(予想+2.7%、前回+3.2%)
- PCEコアデフレータ(前年比) 4.4%(予想4.4%、前回4.7%)
2)相場関連指標(前月末比較)
- 米長期金利:▼9.0%下落し、3.53に
- 米国株式三指数:三指数ともに上昇、特にナスダック総合が+10%の大幅上昇
- 香港ハンセン指数:+11.6%の大幅上昇
保有資産概況:
1)年初来
- 保有量+0.8%増加、評価損益率+7.1%上昇
2)月次
- 保有量+0.8%増加、評価損益率+7.1%上昇
- コア投資Bに追加投資
- 全セグメントで評価損益率が上昇、特にレバレッジETFと香港株が10%以上の大幅上昇
- 個別はJ&Jが▼8.0%下落したほかはすべて上昇、SOXLが最大の+17.4%
コア投資A 累計損益率+8.5% 前月比+5.3%
- グローバルREIT 18.7% 前月比+7.4%
- 世界割安成長株 13.0% 前月比+4.8%
- 米国株投信 0.7% 前月比+4.5%
コア投資B 累計損益率▼5.2% 前月比+3.7%
- VTI ▼4.9% 前月比+6.3%(+2.9%追加投資)
- J&J ▼0.8% 前月比▼8.0%
- AT&T ▼27.8% 前月比+7.0%
レバレッジETF 累計損益率▼36.9% 前月比+13.4%
- SOXL ▼47.8% 前月比+17.4%
- QLD ▼29.7% 前月比+12.3%
- TMF ▼63.6% 前月比+6.6%
米国IPO銘柄 累計損益率▼49.2% 前月比+3.8%
- DOCS ▼46.0% 前月比+2.6%
- XMTR ▼38.8% 前月比+4.9%
- LAW ▼81.7% 前月比+4.4%
香港株 累計損益率2.6% 前月比+14.7%
- 0142FP 2.6% 前月比+14.7%
Be water, my friend.