8月も終わってみればS&P500が四か月連続の上昇となりました。CPIの前年同月比も四か月連続の鈍化、いよいよ9月の利下げに向かって安定飛行に入っているようです。
Nvidiaが好決算にもかかわらず大きく株価を下げるなど、半導体のボラティリティが高く三倍レバレッジのSOXLの振れ幅も$26から45$に大きく変動しました。先月追加投資に失敗しましたが、今回は$39で追加購入しました。
10年国債金利も四か月連続で低下、3%台になりました。債券価格の上昇を期待して保有するTMFも追加購入しました。
リセッション入りの予想が後退し、二か月後に大統領選を控える9月ですが、上昇基調を保ってくれるでしょうか。
8月のTOPICS
- 米2年債利回りが2022年7月以降初めて10年債利回りを下回ったー景気減速への懸念からトレーダーは米金融政策当局が積極的な緩和に踏み切るとの見方につながった
- エヌビディアのAI半導体が設計上の不備で遅れる見込みーこの半導体は3カ月以上遅れる可能性があり、メタ・プラットフォームズやグーグル、マイクロソフトなどに影響が及ぶ恐れがある
- 米国債相場は8日続落、米新規失業保険申請件数が約1年ぶりの大幅減少となり、景気に対する懸念を幾分和らげたー市場では年内の積極的な利下げ観測が一段と後退
- グーグルは13日、アップルに先駆けてスマートフォンの最新機種を発表したー最新のAI技術を体験できる
- 7月のCPI、食品とエネルギーを除いたコア指数の前年同月比の伸びが4カ月連続鈍化、9月利下げの論拠を支える結果となった
- 15日米国債市場で利回り上昇、米経済指標が堅調な内容となり年内の積極的な利下げ観測後退
- セントルイス連銀ムサレム総裁15日、利下げが適切になる時期が近づいているとの見解ーインフレ率は金融当局の目標である2%に向けた軌道に戻り、もはや労働市場はインフレにつながるリスクになっていない
- S&P500種株価指数7日連続で上昇、週間では年初来で最大の上げ
- ゴールドマン・サックス・グループ、直近の小売売上高と失業保険申請件数のデータを踏まえ、今後1年間に米国がリセッションに陥る確率を25%から20%に引き下げた
- 米国で4カ月以内に失業する可能性が高いと考える労働者の比率が上昇ーニューヨーク連銀が2014年に消費者意識調査を始めて以来の高水準を記録
- TSMC初の欧州工場の建設がドイツ東部ドレスデンで始まるー米中緊張が高まる中で、EUは域内の半導体供給を守っていく方針
- 米アップル、スマートフォン「iPhone」の上位機種「Pro」と「Pro Max」を今年初めてインドで生産する
- アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、サーバーメーカーのZTシステムズを現金と株式を通じ買収することで合意
- 米労働統計局が発表した年次ベンチマーク改定の速報値、3月までの1年間の雇用者増は81万8000人下方修正
- 米雇用統計の年次ベンチマーク(基準)改定データの発表を受け米国債上昇、米金融当局が9月会合で利下げに踏み切るとの見方強まる
- フィラデルフィア連銀ハーカー総裁、利下げを開始する時期が来たと述べた
- FRBパウエル議長、主要政策金利を引き下げる時が来たと述べたーここ数十年で最悪となったインフレを鈍化させるという仕事の完了を目指しつつ経済の力強さ保持に取り組む中、FOMCが9月に利下げを開始するとの見通しを裏付け
- エヌビディア、28日に示した売上高見通しが最も楽観的な市場予想を下回るー爆発的な成長が衰えるとの懸念をあおり、株価は時間外取引で一時8%下落
保有資産の状況:
- 保有資産量は前月比で+3.0%増(コア投資B、レバレッジETFに追加)
- 資産評価額は前月比+3.7%増加、累計損益は23.0%
2021年末を基準として2025年末に資金投入量1.5倍、評価額二倍を目標に月次の運用成績をレビューしていきます。
市場概況:
1)米経済指標
- FRB政策金利(上限金利) 5.5%(予想5.5%、前回5.5%)
- ISM製造業景気指数 46.8(予想49.0、前回48.5)
- 失業率 4.3%(予想4.1%、前回4.1%)
- 非農業部門雇用者数(NFP、前月比) 114千人(予想175千人、前回179千人)
- 平均時給(前年比) 3.6%(予想3.7%、前回3.8%)
- ISM非製造業景気指数 51.4(予想51.1、前回48.8)
- 生産者物価指数(コアPPI、前年比) 2.4%(予想2.6%、前回3.0%)
- 生産者物価指数(PPI、前年比) 2.2%(予想2.3%%、前回2.7%)
- 消費者物価指数(CPI、前年比) 2.9%(予想3.0%、前回3.0%)
- 消費者物価指数(コアCPI、前年比) 3.2%(予想3.2%、前回3.3%)
- 小売売上高(前月比) 1.0%(予想0.4%、前回▼0.2%)
- ニューヨーク連銀製造業景気指数 ▼4.7(予想▼6.0、前回▼6.6)
- フィラデルフィア連銀景況指数 ▼7.0(予想5.0、前回13.9)
- ミシガン大学消費者信頼感指数(速報) 67.8(予想66.9、前回66.4)
- コンファレンスボード消費者信頼感指数 103.3(予想100.5、前回101.9)
- リッチモンド連銀製造業指数 ▼19(予想▼14、前回▼17.0)
- 実質GDP(前期比年率、改定) 3.0%(予想2.8%、前回2.8%)
- 個人消費(前期比年率、改定) 2.9%(予想2.3%、前回2.3%)
- PCEコアデフレータ(前年比) 2.6%(予想2.7%、前回2.6%)
- PCEデフレータ(前年比) 2.5%(予想2.6%、前回2.5%)
- シカゴ購買部協会景気指数(PMI) 46.1(予想44.9、前回45.3)
- ミシガン大学消費者信頼感指数(確報) 67.9(予想67.8、前回67.8)
2)相場関連指標(前月末比較)
- 米長期金利:前月に続き▼20bp下落で3.91
- 米国株式三指数:三指数ともに上昇、S&P500は+2%を超え、ナスダックはわずかに+0.6%
- 香港ハンセン指数:+3.7%の反発
保有資産:
1)21年末基準
- 保有量+46.7%増加、資産評価額+70.4%増加
2)年初来
- 保有量+9.2%増加、資産評価額+24.4%増加
3)月次
- 保有量+3.0%増、資産評価額は+3.7%増加し、累計損益率は23.0%
- コア投資Bに+1.4%、レバレッジETFに8.9%の追加
- セグメント別資産評価額はコア投資Aが減少し、その他は上昇、最大は小型株個別銘柄
- 個別の資産評価額は14銘柄中10銘柄が増加、最大はTMFの+34.7%、次いでXMTRの+34.2%
コア投資A 累計損益率 40.8% 前月比評価額増減▼1.6%
- グローバルREIT 47.4% 前月比▼0.5%
- 世界割安成長株 53.5% 前月比▼4.9%
- 米国株投信 24.3% 前月比+2.1%
コア投資B 累計損益率 16.5% 前月比評価額増減+3.9%
- GLD 26.5% 前月比+2.1%
- VTI 25.8% 前月比+3.9%(+2.2%追加投資)
- J&J 1.7% 前月比+5.1%
- AT&T ▼12.3% 前月比+3.4%
レバレッジETF 累計損益率 40.1% 前月比評価額増減+3.3%
- SOXL 37.1% 前月比▼1.4%(+18.3%追加投資)
- QLD 61.6% 前月比+1.1%
- TMF ▼16.1% 前月比+34.7%(+25.0%追加投資)
小型株個別銘柄 累計損益率 ▼59.4% 前月比評価額増減+29.2%
- DOCS ▼43.7% 前月比+31.4%
- XMTR ▼65.7% 前月比+34.2%
- LAW ▼87.8% 前月比▼10.5%
香港株
- 0142FP 57.4% 前月比+19.8%
Be water, my friend.