ジョンソン＆ジョンソンの第三四半期決算が発表されました。同社の株価は一年間で+3.68%、年初来では▼2.96%と利上げに伴う株式相場下落の局面において圧倒的な安定感を保っています。保有するポートフォリオにおいて非常に頼もしい存在です。
EPSは予想をbeatしましたが、昨夜の株価は▼0.35%の下落でした。売上高は前年同期と比べて全体で+1.9%の増加ですが、為替の影響（▼6.2%）を除くと+8.1%の成長です。
通期の予測については、為替の影響を除くAdjusted Operational EPSではレンジの下限が前回の8.7%から9.2%に情報修正されています。Adjusted EPSは前回の2.1%-3.1%から2.3%-2.8%に上限が下方修正されています。
※（）は前年同期比
全体業績
- 売上高：＄23,8B（+1.9%） ※為替影響 (▼6.2%)
- EPS：＄2.55（▼1.9%）＊無形固定資産償却と特別処理を除く調整後
地域別の売上高
- U.S.：US$12.5B (+4.1%)
- その他：US$11.3B (▼0.3%) ※為替影響 (▼12.6%)
セグメント別の売上高
- 消費者向け商品：US$3.8 (▼0.4%) ※為替影響 (▼5.1%)
- 医薬品：US$13.2B (+2.6%) ※為替影響 (▼6.4%)
- 医療機器：US$6.8B (+2.1%) ※為替影響 (▼6.0%)
売上増加 (opeartional sales)の主な貢献
- 消費者向け商品：店頭販売の呼吸器系鎮痛剤、美肌用品のNEUTROGENAとAVEENO、女性用健康商品など
- 医薬品：DARZALEX（骨髄症治療バイオ医薬品）、TREMFYA（尋常性乾癬、進行性乾癬性関節炎治療バイオ医薬品）、STELARA（免疫介在炎症性疾患治療バイオ医薬品）、ERLEADA（前立腺癌治療のための次世代アンドロゲン受容器抑制剤）、INVEGA SUSTENNA/XEPLION および INVEGA TRINZA/TREVICTA（統合失調症治療非定型抗精神病薬）、Janssen COVID-19 Vaccine
通期予測
Be water, my friend.
