水になるブログ

米国株を中心とした投資、料理、ゴルフの話題をお伝えします。

今週のふりかえり 2022年8月第五週 最強の80年代

 今週も終わりました。

 ソビエト連邦の最高指導者だったゴルバチョフ元書記長が亡くなりました。東西冷戦の頃のロナルド・レーガン元米大統領、マーガレット・サッチャー元英首相は既にお亡くなりになっていますが、この頃を思い出します。

 大学生だった私は英語の勉強のために英字の週刊誌などを読んでいましたが、当時の国際政治はダイナミックで役者が揃っており、興味深く読むことができました。近年ではトランプ、プーチン、習といった強い個性を持った役者がいますが、1990年代、2000年代は冷戦が終わったこともあり、国際政治の舞台は少し寂しかった時期だと思います。

 米国はレーガン政権が双子の赤字(貿易赤字と財政赤字)、スタグフレーションに直面し、経済政策としての政府支出の増大、すなわち軍事支出増大や減税と規制緩和などのレーガノミクスと呼ばれる政策を打ち出しました。一方ソ連は1970年代のブレジネフ時代から続く経済停滞に疲弊していました。超大国米ソは核戦争の防止に共通の利益を見出すようになっていましたが、そこからソ連のアフガニスタン侵攻、穀物輸入の北米依存など両者の均衡が崩れていきます。

 アメリカはスター・ウォーズ計画(!)で軍備拡張においてソ連を突き放し、ゴルバチョフは国内の建て直しにfocusするようになります。西側からは評価されている印象のゴルバチョフ氏ですが、国内ではマルクス・レーニン主義の強硬派が8月クーデターを起こし、最終的にはソ連は解体されます。

 80年代は高校生、大学生として過ごした時代で日本の経済最強時代とも重なり、内外の映画、音楽、文化、など輝いていましたね。こうして振り返ると今でも同じようなことを繰り返していることが結構あり興味深いです。

Be water, my friend.