水になるブログ

米国株を中心とした投資、料理、ゴルフの話題をお伝えします。

祝・上海都市封鎖解除 香港資本のショッピングモールも再開

 ついに上海の都市封鎖が解除されました。どうして突然、6月1日きっかりに解除になるのか、という疑問は残りますがそこで生活しているみなさんにとって久しぶりに味わう行動の自由は格別でしょう。自分がそこにいたら、好きな日本料理店に行って美味しいものを食べたり(店内飲食はまだ制限されていますが)、ショッピングモールに出かけて行ったりすると思います。

 上海の特に中心部には香港資本の開発が目立ちます。Sun Hung Kai PropertiesやHang  Lung Propertiesなど4社が12モールを運営しています。一番多いのはSun Hung KaiでIFC  Mall、Iapm Mall、One  ITC、Two ITC、Shanghai  Central Plazaの五拠点に630の店舗があります。IFC Mall(陸家嘴)、Iapm Mall(淮海路)が好きでよく行きました。普段生活しているエリアではあまり見かけない文房具を探したり、日本料理店に行くのが楽しみでした。

www.scmp.com

 Swire Propertiesは中国の清朝時代の上海租界を出発点として横浜や香港に進出しながら海運、貿易、などの事業を展開するコングロマリット、Swire  Groupの不動産企業です。太古(Tai-koo)ブランドで香港ではTaikoo Placeなど香港島EastやAdmiraltyでオフィス商業のコンプレックスを展開しています。自分の仕事上の話ですが、Swire Propertiesをメンテナンス事業の新規顧客の重要ターゲットとしており、先月初受注を獲得したばかりでした。

 上海時代にはSwire Propertiesを認識していませんでした。昨年、上海では二番目のプロジェクトとなる太古里前灘がオープンしています。前灘というエリアも知りませんでした。浦東の金融区でテレビ塔や森ビル、Sun Hung KaiのIFC Mallのある陸家嘴から12km南にあり、2010年の上海万博の会場に近い国際ビジネスゾーンとして「第二の陸家嘴」と呼ばれているそうです。

 太古里前灘の総床面積は120,000平米、250店舗を収容します。ららぽーとTOKYO-BAYの10,2000平米より一回り大きいということになります。昨年オープンしたばかりで今回の都市封鎖に巻き込まれてしまったわけですが、今後の巻き返しを期待しつつ、いつか上海を訪れる時にはのぞいてみたいと思います。

Be water, my friend.