FOMCが13日、14日に行われ、債券購入縮小、利上げを実行するタイミングが前倒しされるという観測が織り込まれつつ既存のワクチンがオミクロンに対して実はあまり効かないというどたばたの中、米国株三指標は二日連続で下げました。
Tax Loss Selling(含み損の株を売却して年度の通算損益を調整する)の影響で下げが続く小型株にあってゾミトリ(XMTR)も12月に入って株価が$50を切っていますが、ひとつよいニュースがありました。
社外取締役(Independent Director)のひとりであるKatharine Weymouth史が同社の株を$49.10で購入したとのことです。数量は購入金額から計算するとおそらく1200株で、多いとは言えませんが、株価13日の終値でみても$46ですから今後の業績に自信があるということになります。 取締役、役員の保有は約11%、創業者のRandolph AltschulerとLaurence Zuriffはそれぞれ5.4%、4.2%保有していますが、今回のKatherine史の購入は過去12ヶ月では最大の自社株購入でした。
また、SIMPLY WALLstは2つの警告を指摘しています。ひとつは今の赤字は今後も三期は続くという見込み、もうひとつは過去三ヶ月の株価は値動きが安定していない、ということです。
売上高は順調に成長していますが、まだ顧客獲得等の費用に投資が続いており、黒字転換はまだ先のようです。先日発表されたThomasの買収は同社の50万以上の顧客ベースを活用することによって黒字化のスピードが早まることを期待させます。
株価は当分軟調が続きそうですが、決算を楽しみにしています。
Be water, my friend.