水になるブログ

米国株を中心とした投資、料理、ゴルフの話題をお伝えします。

米国株・中国株 先週の動き 2022年1月17日~1月21日 含み損に陥落

 先週一週間の指数と保有資産の値動き、損益率を報告します。

期間:2022年1月17日~1月21日

概況:

  • 米国10年国債利回りは1.75で安定
  • 米国株式三指数はダウ工業平均が△4.6%、S&P500△5.7%、ナスダック総合指数はともに△7.6%
  • 香港ハンセン指数は引き続き上昇、+2.4%

保有資産実績:

 VTI、QLD、SOXLを小刻みに買い増し。エネルギーセクターETFのVDEを新規に購入し、投入資金は+3%増加。コア投資Bで+7.3%、レバレッジETFは+4.3%増やした。

 含み益は合計△4.9%下落し、ついに含み損△1.7%となる。コア投資Aが△4.2%の下落、コア投資Bが△3.2%下落、レバレッジETFは△17%の暴落、IPO銘柄も△3.6%下落。香港株セグメントが唯一プラスの+0.3%。 

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  • コア投資A:グローバルREIT△4.8%、米国株△3.4%
  • コア投資B:VTI△5.8%(+8%追加投資)J&J△1.8%、AT&T△2.0%、VDE△4.8%
  • レバレッジETF:SOXL△39.5%(9%追加投資)、QLD△14.3%(4%追加投資)、TMF+3.1%
  • IPO銘柄:ドクシミティ(DOCS)△4.0%、ゾミトリ(XMTR)△3.5%、CSディスコ(LAW)△2.5%
  • 香港株:0142FP+0.8%、0066MTR+0.0%、0700Tencent+0.3%

今週の動き:

1月25日(火)ジョンソン&ジョンソン、マイクロソフト 決算発表

1月26日(水)AT&T、テスラ 決算発表、FOMC政策決定

1月27日(木)Apple 決算発表、FRB政策金利発表

 GAFAMをはじめとする主要企業の決算発表が続きます。好業績の発表で、ポジティブな気配を期待します。相場の趨勢としては更なる下落を覚悟(期待?)しながら現金を増やすようにアロケーションを調整していきます。FOMCの政策金利発表もあり、状況によってはさらにぐわんぐわん揺れていくことも予想されます。

 

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2025年 中国高速鉄道5万km計画 (1) 鄧小平の近代化

 1978年、今日に至る中国の経済発展を導いた鄧小平は日本を訪れ自国の「近代化」目標のための学習の旅を挙行しました。宝山鋼鉄として中国を代表する製鉄所の創業を支援した新日鉄の君津製鉄所視察や松下電器で初めてみる電子レンジなどとともに印象深いエピソードとして新幹線の乗車体験がありました。「後ろからムチで打っているような速さ」という感嘆が非常に印象に残っているのですが、「近代化とは何かがわかった」と直接身体で感じた武者震いを率直に語っています。ご本人の受けた印象が非常によく伝わってくる感じを受けます。やはりコミュニケーション能力に非常に秀でた人物なのでしょう、と推測します。

 高速鉄道という名称で、中国の大都市間を高速で運行する鉄道網計画の具体的な第一歩は1990年12月の全人代に提出された北京ー上海間の建設案です。当時国務院が委託した実現可能性に関する調査には建設コスト負担が大きいことから採算性に対する疑問を呈し、この案に対する反対もあったそうです。三峡ダムもそうですが、このような国家プロジェクトには研究者や学者から冷静な意見も発せられるのですが、最後は押し通されてしまいますね。

 計画は実行に移され、ちょうど私が上海駐在を開始する2007年の4月、「動車組」、「和諧号」の名称で運行が始まりました。日本の川崎重工も技術提供し、海外各国の技術を盗んで、もとい、学んで車両の「国内製造」を堂々と宣伝していました。私も早速、上海から蘇州、無錫、杭州などの近隣の大都市へ移動するのにつかっていました。ただ、日本人からすると、新幹線と比較してしまい、どうにも不便に感じてしかたがないことが多く、高速鉄道(高鉄)で移動する予定の日は軽い憂鬱を感じていました。たしかにいったん出発してしまえば、駅から駅までは高速で移動します。

(続く)

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junyan-1989.hatenablog.com

 

香港 違法集会スキャンダル(4) 巨大ブーメラン

 まさに巨大ブーメラン。政府高官や立法議員も参加した”感染パーティ”が行われたつい数日前、キャリー林行政長官は香港の入境手続きを適切に行わず、市中に感染を持ち込んだとされるキャセイ航空を痛烈に非難していました。「従業員の一挙手一投足についていちいち把握できないからといって責任を逃れるものではない。組織の長として、私が香港の長官としてそうであるように、すべての責任を引き受けなければならない。」 

 これには誰も異論がないでしょう。そのとおりです。あなたはすべての責任を引き受けなければならないのです。そして、メディアはこの言質を引き合いに出して、行政長官の責任について何度も追求しました。長官のコメントを要約すると

  • 参加した政府高官は自らその行動について責任をとるべきだ
  • 行政長官として感染防止についてとるべき措置についての責任をとる
  • 個人が隠れで行う不法行為について自分(キャリー林)は責任をとらない

というものでした。あららららら。そして、"deep disappointment"です、と。遺憾砲発射です。遺憾砲が発射されるということは思考停止、行動停止です。万国共通です。

www.scmp.com

 この3月には任期満了を迎えるキャリー林長官ですが、本人の続投意思についても、中央政府からの意向についても、現在のところはっきりした情報は出ていません。もし本人に続投意思があった場合、今回の感染パーティ事件と、その後の処置の巧拙によっては暗い陰を落とす可能性が出てきました。旧正月を前にしてなんとも頭の痛い毎日ではないでしょうか。

(終わり)

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