CPIは予想どおり（前回同等）でしたが、物価の先行指標であるPPIの総合は前回を上回りました。12月もあと二週間ですが、クリスマス・ラリーは来るでしょうか。しかし今年はS&P500の最高値更新が50回を超え、PERは現在30倍を超えています。
同指数が年間に最高値を50回以上更新した翌年のリターンは中央値でマイナス、PERの過去平均値は18倍と言われていますので、これだけみると来年は調整の年になりそうです。インフレーションの再燃も気になります。企業業績がどこまで拡大するかにかかっていますね。
Topics：
- １年先の暮らし向き改善を見込む米家計の割合が11月に上昇し、2020年2月以来の高水準となったーニューヨーク連銀調査で明らかに
- 11月のCPI統計、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数が引き続き堅調な伸びとなったが、上昇率は市場の予想通りだったーFOMCが来週の会合で利下げに動くとの観測が強まりそうだ
- PPIは市場予想に反して前月比での伸びが加速したー卵価格の急騰が影響、ただし、米金融当局が重視する個人消費支出価格指数の算出に使われる項目は、総じて伸びが抑制された
決算：
半導体
- Broadcom (AVGO)：EPS（1.42、予想1.39）〇、売上高（14.05B、予想14.07B）〇
指数・統計：
- 10年国債利回りは+25bp急騰、4.40
- 米株価三指数はナスダック総合がわずかに上昇
- 消費者物価指数（CPI、前年比） 2.7%（予想2.7%、前回2.6%）
- 消費者物価指数（コアCPI、前年比） 3.3%（予想3.3%、前回3.3%）
- 生産者物価指数（コアPPI、前年比） 3.4%（予想、前回3.4%）
- 生産者物価指数（PPI、前年比） 3.0%（予想、前回2.6%）
保有資産実績：
- 合計保有量は増減なし
- 資産評価額は▼0.6%減少、累計損益率は29.4%
- コア投資A、香港株が上昇
- 個別では14銘柄中7銘柄で増加、最大はXMTRの+8.6%、次いでSOXLで+3.7%、最大の減少はTMFの▼21.8%
評価額増減：
- コア投資A：グローバルREIT+0.2%、世界割安成長株+0.8%、米国株投信▼0.4%
- コア投資B：GLD+0.6%、VTI▼0.8%、JNJ▼1.8%、AT&T▼1.0%
- レバレッジETF：SOXL+3.7%、QLD+1.3%、TMF▼21.8%
- 小型株個別銘柄：ドクシミティ（DOCS）▼6.1%、ゾミトリ（XMTR）+8.6%、CSディスコ（LAW）▼2.2%
- 香港株：0142FP+1.7%
今週の動き：
- 小売売上高（前月比） （予想0.5%、前回0.4%）
- FRB政策金利（上限金利） （予想4.5%、前回4.75%）
- 実質GDP（前期比年率、確報） （予想2.8%、前回2.8%）
- フィラデルフィア連銀景況指数 （予想2.2、前回▼5.5）
- PCEコアデフレータ（前年比） （予想2.9%、前回2.8%）
- PCEデフレータ（前年比） （予想、前回2.3%）
- ミシガン大学消費者信頼感指数（確報） （予想74.0、前回74.0）
Be water, my friends.
