水になるブログ

米国株を中心とした投資、料理、ゴルフの話題をお伝えします。

本土との交流再開

 中国本土と香港の間には外国との往来と同様、入出境管理があり、Covid-19の影響により二年以上検疫対策がとられているためピーク時には一日20万人あった人流が途絶えています。このことは香港の経済に大きな影響を与えています。わかりやすいのはホテルや小売業、飲食店などのサービス業ですが、投資にも甚大な影響が及んでいます。これらの経済活動の実態としてビルディングや新規の開発があり、ここに私が携わるビジネスの需要があるため私の業績も多大なる影響を受けています。

 私を含めた香港に居住する人々にとっては隣の深圳に遊びに行く、本土に住む家族や親戚に会いに行く、といったことが制限されることになります。個人的には十年以上訪れていない、当時と比べて様変わりしたであろう深圳に行ってみたいとずっと思っています。最先端のIT企業の集積地として発展した深圳を見てみたいし、まだ物価は香港に比べて安いと思います。西九龍から出発する高速鉄道にも乗ってみたいです。(ちなみにこの高速鉄道サービスの開始に伴い、本土との入出境管理は西九龍駅に置かれ、事実上本土の行政執行が直接及ぶ範囲が香港の中心部に及ぶことになりました)

 またこれも私自身のビジネスへの影響ですが、受注しているプロジェクトの材料、加工は主に広東省にサプライヤから調達しており、生産能力や負荷状況の評価、生産方式のすり合わせなど生産現場の確認ができないため香港のプロジェクト現場への納入遅れなど、相当な追加コストを発生させてしまいました。

sc.mp

 北京がゼロコロナ政策を緩和する軌道修正に合わせてとうとう香港と本土との防疫対策も緩和の運びとなりそうです。来年春節には検疫隔離なしに香港から本土に入境できるようにする案が検討されているそうです。そう言っている足もとで香港の感染者数がここのところ少しずつではありますが増え続けているのが気になりますが、是非実現してもらいたいものです。そうなれば来年は経済的には少し明るい展望が開けることになります。

Be water, my friend.