FRBは政策金利を三回連続で75bp引き上げ、物価関連指数はCPI、PCEコアデフレータがともに若干ではあるものの予想を上回り、市場はFRBの断固としたインフレーション対策の表明を受けて今年6月を割り込んで最安値となりました。
保有資産でみても今年は月別で3月と7月を除いて評価損益マイナスとなっており、累計でついに▼20%を切りました。10月以降は年末に向けてのアノマリー、米中間選挙、あるいは金利の高止まりを織り込みにいく、など上昇が予想されますので気分的には少し落ち着くと思います。
追加投資についてはVTIを毎月定額で、SOXLとQLDは下落のタイミングで多めの投入を、と思っていますがはたして思った通りに実行できるでしょうか。
2021年末を基準として2025年に資金投入量1.5倍、評価額+40%を目標に月次の運用成績をレビューしていきます。
市場概況:
1)米経済指標
- ISM製造業景気指数 52.8(予想52.0、前回52.8)
- ISM非製造業景気指数 56.9(予想55.3、前回56.7)
- 失業率 3.7%(予想3.5%、前回3.5%)
- 非農業部門雇用者数 315千人(予想300千人、前回526千人)
- CPI前年比 8.3%(予想8.1%、前回8.5%)
- PPI前年比 8.7%(予想8.8%、前回9.8%)
- 小売売上高前月比 0.3%(予想▼0.1%、前回▼0.4%)
- FRB政策金利 3.25%(予想3.25%、前回2.5%)
- 実質GDP成長率前期比年率 ▼0.6%(予想▼0.6%、前回▼0.6%)
- PCEコアデフレータ前年比 4.7%(予想4.4%、前回4.4%)
2)相場関連指標(前月末比較)
- 米長期金利:3.13から3.80へ+21.4%の大幅上昇
- 米国株式三指数:▼8.8%から▼10.5%の暴落
- 香港ハンセン指数:▼12.1%の暴落
保有資産概況:
1)年初来
- 保有量+34.3%増加、評価損益率▼30.6%下落
2)月次
- 保有量+1.6%、評価損益率▼9.1%減少
- コアB、レバレッジETFに追加投資
- 米国IPO銘柄を除く全セグメントで評価損益率減少、香港株が最大▼24.2%の下落
コア投資A 累計損益率▼0.8% 前月比▼9.5%
- グローバルREIT 11.7% 前月比▼13.9%
- 米国株投信 ▼9.4% 前月比▼8.9%
コア投資B 累計損益率▼15.9% 前月比▼5.9%
- VTI ▼17.7% 前月比▼8.0% (+4.6%追加投資)
- J&J ▼0.9% 前月比+1.2%
- AT&T ▼45.6% 前月比▼7.8%
レバレッジETF 累計損益率▼53.7% 前月比▼14.5%
- SOXL ▼71.7% 前月比▼16.6%
- QLD ▼43.9% 前月比▼14.1%(+2.3%追加投資)
- TMF ▼66.6% 前月比▼10.9%
米国IPO銘柄 累計損益率▼37.8% 前月比+1.7%
- DOCS ▼53.8% 前月比▼4.5%
- XMTR ▼0.8% 前月比+13.6%
- LAW ▼78.0% 前月比▼8.4%
香港市場 累計損益率▼9.8% 前月比▼24.2%
- 0142FP ▼9.8% 前月比▼24.2%
Be water, my friend.