今週も終わりました。
今期の業績はよくありません。一言で簡単に言ってしまえば中国のロックダウンの影響です。仕掛かり中のプロジェクトに対する製品搬入の輸送費に大幅な追加コストが発生しました。もう一つは新しく採用したサプライヤの生産遅延による現場施工費などの追加コスト。これは、サプライヤとの事前のすり合わせの問題もあり、新規業者を開発する能力の不足やプロセスの不備で、我々にとっては学習費用であったとも言えます。そこからしっかり学んでいけば次につながります。
決算期間は4月−3月ですが、個人の業績評価は1月−12月にしています。ボーナスを年二回支給するのですが、香港も中国と同じように旧正月前に支給するのが良い、という習慣があり、これを基準にすると1月−6月に対して8月に支給、7月−12月に対して1月または2月に支給、ということになります。二回目の支給は決算期の第四半期となり、年度の利益計画を睨みがなら、翌期の賞与引当金をなるべく余裕を持たせて、かつできるだけ多くの予算をボーナスに確保するのが私が自分に課している評価項目です。
8月は年度の一回目のボーナス支給月でしたが、例年より予算を抑えました。社員の皆さんには、業績見通しと共にボーナスのお財布が小さくなってしまったよ、と事前に伝えてありましたが果たして実際にどう反応するのか気になっていました。何人かを対象に確認してみましたが、こちらが想像しているよりも冷静な受け止めでした。しかし二回目はどうなるでしょう。まだまだリスクはあり、さらに財布が小さくなる可能性も小さくありません。最悪は人員整理もあります。気が重いのですが、やるべきことをみんなと共有して一つずつ実行していくしかありません。
Be water, my friend.
