水になるブログ

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米国下院議長訪台!

 米国下院議長が本当に台湾の地を踏んだ映像は歴史的にもなかなかの重みがあるものでした。ペロシ史の政治家としての実績やこの方の政治信条がどうであるかはさておき、民主党の圧倒的不利が予測される中間選挙を前にしての選挙活動としての側面もさておき、そして今回の訪台が将来の米中関係や台湾の独立性維持にとってエポックメイキングな出来事でも何でもない、としてもです。個人としては今後の成り行きを大きな関心を持って注目していくだけですが。

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 ここで、おやと思ったのは香港の反応です。サウスチャイナモーニングポストが新行政長官の李家超長官のペロシ史訪台に対する避難を掲載しています。同史を乗せた専用機が松山空港に着陸したわずか一時間後に声明を発しています。今回の訪台は中国の主権と領土保全を侵害し、台湾海峡の平和と安全を著しく脅かすものである、という紋切調ではあります。

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 もちろん、北京への同調姿勢を表明する必要があってのことで、つまり北京に向かって発信しているものですが、香港からこうした国際政治に関するコミュニケーションが発せられるのは少なくとも意外性がありました。また個人的には非常に似つかわしくないというか、国際的にも影響力もないと思いますが、あまり関わってほしくない、と思いました。李長官とすれば、習近平国家主席に対して「香港はだいじょうぶですよ。安心してください!」と伝えたいだけなのでしょうが。

Be water, my friend.