今週も無事に終わりました。
上海の異常な状態が連日報道され、少し胸がざわついています。以前にあった反日暴動のときも、上海は大きくとりあげられましたが、その実は比較的抑制された官製デモだったとみられています。上海は、とかく他の地域とは違う、特別な地域だと上海人も思っているし、外国人を含めたよそものもそう認めています。国際的で洗練されている、ともするとやっかみも含めて「けち」であるという評価もありますが、そのイミは経済、損得勘定に長けている、などなど。
その上海で、住民にものすごいフラストレーションがたまり、爆発しています。より切実に感じるのは、住民の直接窓口としてコミュニケーションをする行政の末端の人々の残酷な板挟みです。住民の感情的な苦情についに耐えきれず、逆ギレして自分たちのおかれた惨状を告白した音声が拡散されています。他方、物流がとまり、経済がとまっています。ただでさえ経済成長にマイナスの要因を抱えているところにこの上海の全面ロックダウンはとどめを刺すのではないかと思います。とどめを刺す、というのは今年の成長目標5.5%が絶望的になる、という意味です。今からこの調子で、秋の党大会はどうなるのか、勝手に胸騒ぎを覚えてしまいます。
香港は、キャリー林行政長官が二期目の選挙に不出場を表明しました。最有力といわれているのが、現政務官の李家超（ただし選挙出馬のため4月7日に現職辞任）です。北京への忠誠ぶりはキャリー林以上と言われ、身近な問題としては、こちらのほうが気になる、というかイヤな予感がししてなりません。
4月21日からサービス業等の業務規制が緩和、解除されます。ゴルフレンジでボールを打つのも相当に久しぶりになりますが、待ち遠しいです。5月に日本で二年ぶりのラウンドをしますので、調整しておきたいと思います。
Be water, my friend.
