水になるブログ

米国株を中心とした投資、料理、ゴルフの話題をお伝えします。

中国株 Tencent決算発表(2021第四四半期)

 香港ハンセン指数は3月15日に驚くほどの大暴落があり、2012年まで遡るほどの安値をつけました。Tencentも同日、前日から▼10%暴落し、翌日には+25%反発するという暴れっぷりでした。

 昨年の6月にHK$634で購入し、ついに▼50%を切ったことになります。ここでなんと、HK$360で昨年と同数を追加投資しました。HK$500まで戻ってブレークイーブンと思いましたが、短期間にそこまで戻ることはなく、HK$380近辺でうろうろしています。今回の購入は購入価格を切ったら損切します。

 3月23日の決算ですが、思わしくないですね。昨年からの政府の政策によるアゲンストの状況下ですから当然です。四半期の売上高は+8%成長でほぼ二十年来の低い伸びにとどまりました。事業利益は▼13%の減少、最終利益は大幅に増加していますが、これはJDなどの資産売却益によるもの。

 売上高の20%を占める国内向けゲーム事業がわずかに+1%成長で急ブレーキとなっており、広告事業が▼13%の大幅減。ただし、海外向けゲームビジネスが+34%、FineTech事業が+25%、それぞれ成長しています。この会社の地力を感じました。

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 しかしもう一つ投資家をがっかりさせたのが自社株購入の予定について発表がなかったことです。20%規模の人員削減も進行中とのことで、しばらく株価が上昇していく材料が見当たらないので、やはり早晩損切の可能性が高そうです。

Be water, my friend.