水になるブログ

米国株を中心とした投資、料理、ゴルフの話題をお伝えします。

米国株 J&J 今後の株価見通しの鍵

 長期金利が先週金曜日から上昇を続けており、ジョンソン&ジョンソンの株価も金曜日から月曜日にかけて△2%下落しました。10月から反転しているものの、再び軟調です。

 Investor's Business Dailyで同社の株価についての見方を解説していましたので情報整理のためご紹介します。(訴訟についての内容はこれまでも紹介しており、ここでは省略します)

 

https://www.investors.com/news/technology/jnj-stock-buy-now/?src=A00220

 ジョンソン&ジョンソンの株価は11月に入って50日移動平均線を下回り、11月23日時点ではさらに大きく下回っています。これは一般的には売りのサインとなります。ファンダメンタルズは改善し、訴訟に関するリスクも縮小していますので、今後、コロナワクチンの販売が順調に拡大するかどうかが同社の株価の成り行きの鍵を握ると思われます。

 

決算と業績

  • 第三四半期のEPS(一株あたり利益)は$2.6で予想を上回り、売上高は$233億で前年同期比+11%だった
  • Covidワクチンの売上高は$5億で、前の二期までの$2.6億から大きく増加した
  • ワクチンの売上高は年度で$25億を見込んでおり、そのためには第四四半期でこれまでの累計の倍以上を売り上げる必要がある

2021年度の見込み

  • ジョンソン&ジョンソンは通年の見込みとしてEPS $9.77-$9.82、売上高では下限として$916億-$921億としている(それぞれ前年比+21.7%-22.3%、+10.9%-11.5%)
  • アナリストの要求はEPS$9.83、売上高$944億ドル(それぞれ前年比+22%、+14%)

Covid追加ワクチン承認

  • 同社は一回の接種によるワクチンに対して今年2月に承認を受け、一回目の接種から二ヶ月をおいて接種する追加のワクチンも承認された
  • さらに他のワクチンとの混使用についても承認を受けた
  • 同社の追加ワクチンは接種後二ヶ月時点での有効性において国内ではCovid-19の通常から重度の症状に対して94%、海外でも74%が確認された
  • さらに六ヶ月後の時点において抗体レベルを12倍に強化する結果が出ている
  • 同社のワクチンはデルタ変異株に対しても効果を示しており、調査によるとすべての国において重度または危機的なCovid-19に対して75%の有効性が確認された
  • また懸念点としてFDA(アメリカ食品医薬品局)はギラン・バレー症候群を引き起こす可能性について同社の製品に明示するよう指示している

 

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