水になるブログ

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中国株 テンセント決算発表(2021第三四半期)

 テンセントの決算が発表されました。幾多の逆境に見舞われながらよく健闘した結果だと思います。

 売上高が1420億元の前年同期比+13%、総利益で+11%、事業利益は+7%、純利益は+3%でした。かんたんに言えば、売上高の成長が鈍化し、利益率が低下している、ということになります。ただし利益についてはアナリストの予想を上回りました。

 香港市場の同社株価は△1.2%下げましたが、今後、少し時間がかかるかもしれませんが同社の株価は回復していくと予想しています。理由は三つ。

  • 自社が提供するゲーム、広告収入を得ていた教育産業や保険業界などが政府の規制強化によって大きな減収要因となっているにもかかわらず、海外向けのゲーム事業やFintechの分野で成長している
  • Metaverseの分野で大きな成長の可能性がある
  • 政府の規制強化はあるが、その政府とは良好な関係を維持していると思われる

www.fool.com


 売上高成長の鈍化については明らかで、Value Added Services、Online Advertising、FinTech and Business Servicesの三つの事業セグメントはそれぞれ53%、16%、31%の構成で、前年同期比で+8%、+6%、30%でした。

Advertising Added Servicesにはゲームが含まれており、未成年の利用に規制がかかったことが影響し、国内はわずかに+5%の成長となりました。

 また教育産業、保険業界の規制によりAdvertisingも大きく影響を受けました。

 ゲームビジネスについては今回から国内と海外を分けて報告しており、海外はまだ国内の1/3程度ですが、19%成長しています。FinTech and Business Servicesは決済サービスなどの収益、特に食料品、燃料、交通機関の利用分野が著しく成長しています。

 

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