香港は域内のCovid-19新規感染者数が28日以上ゼロが続いており、優等性です。なのですが、入境する際の強制隔離について今後の緩和や撤廃について正式な予定は発表されていません。感染の規模に関わらず、米国が8日からワクチン接種完了者に対する入国禁止解除、隔離不要となり、日本も緩和に向けて動き始めているのと比べ、非常にガードが堅い印象です。
来年2月の北京五輪に向けて本土が厳戒体制を布いていることも、感染の現状に反して厳しい規制が続いている原因と思います。北京政府は香港からの入境規制撤廃について、遅くとも6月には実現したい意向で各方面が最大限の努力をしているのだそうです。
また、香港では移動や入出境の際にアプリをつかうことによって政府の監視下におかれることを避けたいと考えている人も少なからずいます。移動制限が撤廃されても本土には近づかない、という人も出てくると思います。
- 12月から日々の割当性で試行開始、2月には割当を拡大、6月には割当をさらに拡大するか、無制限で入出境を再開したい
- 6月までに10カ所ある入出境ポイントのうちいくつかを解放、検疫隔離なしの往来を始める
- 深セン経由の入境から開始、航空便の再開についてはまだ議論されていない
- キャリーラム行政長官によると、入出境の再開はまず本土から開始、海外との往来はそのあと
- 香港と本土の往来は広東省に制限し、割当性によって特定の目的に対しては優先させる(ビジネス、高齢者の家族訪問など)
- 2019年には2億36百万人が越境したが、2020年2月に10箇所のうち8の入出境ポイントが閉鎖され昨年一年はわずかに1750万人が本土へ渡った
- 本土へ入境する際にはワクチンの記録をLeave Home Safeというアプリをつかって登録することが要件となる
- 香港が入境を制限していることについては地元からも海外からもビジネス活動の制約に対する不満が募っている
Be water, my friend.