昨夜、米国株は三指数そろって上昇、ダウ工業平均とS&P500は高値更新しました。インフレ懸念はどこへやら、という感じですがインフレーションの進行は事実ですので、今回の記事でインフレーション状況下でのおすすめ投資先をみていきましょう。
Mad Moneyという投資情報番組のホストとして人気のJim Cramerさんがおすすめするセクターと銘柄です。(ちょっと「あれれ」な内容を含んでいます)
1. エネルギー
- インフレーションとコモディティの上昇は同時に発生することが多く、すでに原油価格は今年に入って70%、天然ガスは二倍に高騰している
- もっとも有望なのはChevronで、5%近くの利回りがあり、$100億を非エネルギー関連の技術に投資する計画
- より株主配当を重視する傾向にあるとししてDevon Energy、Pioneer Natral Resourcesの二社も好感している
2. 金融
- 銀行は高金利によって業績が上がり、インフレーション対策によりFRBは来年早々に利上げを予想している
- Bank of America、Goldman Sachs、Morgan Stanleyももちろんよいが、中でもお気に入りはWells Fargo
- Wells Fargoは今年70%反発して昨年の水準に株価を戻した
- 本来の状態に戻った同社は上昇の要素をいくつももっている
3. テクノロジー
- 労働需給が逼迫する中で企業は生産性を改善するためテクノロジーを最大限利用する必要に迫られている
- Salesforce.com、Adobe、Workday、Amazon Web Service、Azure、ServiceNow、Snowflake などなど
- これらの銘柄はすでに株価が上昇してしまっているが・・・
- 今は便利になって、株を小分けにして余剰の現金で投資するアプリがある!(Robinhoodのこと)
4. 巨大製薬会社
- すべての製薬会社がインフレーション下で好業績を残すわけではないがEli LillyとJohnson & Johnsonは"気になるリスト"に入れておいた方がいい
- Eli Lillyはアルツハイマー治療薬に期待できる
- 一方Johnson & Johnsonの株価は直近の決算報告で上昇のあと元に戻り、また上昇、そして急上昇に向けて発進している
- Johnson & Johnsonの第三四半期決算は前年同期比で売上高は+11%成長($233億)、EPS(1株あたり利益)は+18.2%増加($2.6)した
5. 株式以外では
- 株式相場の変動に関係のない投資先をお探しの向きには美術品に投資する、という方法もある
- 現在美術作品への投資リターンは過去25年で年率14%でS&P500の9.5%を凌駕している
Be water, my friend.