水になるブログ

米国株を中心とした投資、料理、ゴルフの話題をお伝えします。

米国株 J&J訴訟 エリン・ブロンコビッチ

 前日の8月24日、ダウ、S&P500、ナスダックが軒並み上昇する中、下げてしまった私の優等生JNJ。

 こんな記事が出ていましたので、影響があったのかもしれません。

finance.yahoo.com

 オピオイド訴訟の件です。ジュリア・ロバーツの映画「エリン・ブロンコビッチ」を思わせる、大企業を相手にした超大型の訴訟案件です。オピオイドは鎮痛剤ですが、麻薬のような習慣性をともない、過剰摂取によって50万人が死亡したと言われています。

 ジョンソン&ジョンソンのほか流通企業3社あわせて260億ドルの和解金で決着すると予想をされていましたが、今回の記事ではそのうち6州が和解に同意しないということです。(州単位での訴訟は18州におよぶ)

 ジョンソン&ジョンソンはこのうち50億ドルの和解金を支払う予定で、この金額は最新の四半期報告のSEC filings(米国証券取引委員会に対する報告書)にもその引当金額が当然記載されています。

 本来予定していた時間、金額におさまらない可能性という意味では損益に対する影響も少しはあるのかもしれません。また、そもそもこの50億ドルという金額は同社の純利益の三分の一に相当します。

 エリン・ブロンコビッチが勝ち取った和解金3億3300万ドルの十倍以上です。