水になるブログ

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恒大集団 呼び出される

 またまた恒大集団の記事ですが、個人的にかなりおもしろかった内容を二つご紹介します。

 主旨は、中国の金融規制当局が恒大集団の幹部を呼び出して債務リスクの解消、不動産と金融の市場に不安をもたらさないよう指示した、ということです。

  ここに登場する金融規制当局のコメントですが・・・。

They said Evergrande needs to defuse its debt risks, and told the company to be truthful in its disclosures and not disseminate false information.
恒大社は債務リスクを解消し、虚偽情報の流布をやめて情報開示に誠実でなければならない。

「情報開示に誠実でなければならない 」

このセリフはほかのみなさん、特に政府の指導者に言ってあげてください。

 そして、東の横綱登場。

Huarong, a state-owned financial institution whose bond prices had also tumbled in recent months, said it expects to receive a capital infusion from five other state-owned firms and isn’t planning a debt restructuring. Prices of its U.S. dollar bonds jumped on the news, as investors applauded the government’s implicit support that will help Huarong avoid a messy default.
Evergrande, which isn’t state-owned, hasn’t received such support.
華融資産管理は国有の金融機関で同社の債権価格はここ数か月やはり暴落、他の国有企業からの資本注入を期待する。(中略)

恒大は国有企業ではないためそのような支援を受けていない。

中国民間企業の悲哀。

 しかし、実際はラオックスを買収した蘇寧電器のように、巨額の融資をさせられたと言われる事案があり、今までは太い線にあぐらをかいていたのがどこかの時点で潮目が変わっただけではないでしょうか。 

 

こちらは華融の資本注入に関する記事。

www.wsj.com

 【覚えておきたい用語】

 capital infusion 資本注入
 liquidity crunch 流動性危機

 

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