水になるブログ

米国株を中心とした投資、料理、ゴルフの話題をお伝えします。

米国株 テーパリング開始示唆で下落 このあとどうなる?

 8月18日、FRBの会議議事録が公表されてダウ平均(DJI)は△1.08%、S&P500は△1.07%それぞれ下げました。

 いったい何が書かれていて、そうなったのか?ということですが、下記の引用部分が簡潔に言っています。

“Most participants noted that, provided that the economy were to evolve broadly as they anticipated, they judged that it could be appropriate to start reducing the pace of asset purchases this year,” the minutes said. 

多くの参加者が言及しているが、予想通りに経済が軌道にのっていれば、(量的緩和策の)資産購入は年内に縮小を開始することが相応しい。

 テーパリング(資産購入縮小)の開始ついて、とうとう「年内に」という時間が示されたことが市場にとって大きなインパクトになったと考えられます。

www.wsj.com

  しかし、多くの投資家の方たちと同じだと思いますが、初心者の私も、このテーパリングに関する話題にいささか食傷気味です。そこで、前回2014年にテーパリングが実施されたときの市場の反応を事実として確認しておきましょう。

 下記のグラフは米国10年国債の利回り(青)とダウ平均指数(オレンジ)を2013年1月から2014年末までの期間(緑)であらわしています。黄色矢印の2013年5月22日に当時のFRB議長(バーナンキ)がテーパリングの実施について予期せぬ示唆があり、市場はだいぶ動揺したそうです。

 利回りはしばらく上昇を続けましたが、2014年1月にテーパリングが開始されると低下に向かっていきます。ダウも一時的な下落から回復すると上昇に向かい、テーパリングの実施の1年間は7%上がりました。

f:id:junyan_1989:20210819165930j:image

tradingviewより

 

 今回もこのような冷静な反応になるという保証はありませんが、少なくとも極端な暴落が発生し、回復までに何年もかかる、ということは想像しにくいと思います。「来るぞ、来るぞ」と怯えている間は実像よりも大きな恐怖を抱くものですね。

 それより、と言ってはなんですが私にとってはTencentが問題です。 

 

こちらの関連ブログもどうぞ。

junyan-1989.hatenablog.com