水になるブログ

米国株を中心とした投資、料理、ゴルフの話題をお伝えします。

恒大集団 特別配当金案を撤回

やっぱり、というべきですね。

www.scmp.com

 恒大集団が先日「特別配当」を検討するとのことでしたが、発表から二週間後の昨日、同社の取締役会で本案撤回を決定しました。理由については「昨今の市場環境、株主と債権者の権利、さらには当集団がてがけるさまざまな事業の長期的発展」を鑑みて、ということだそうです。二週間でこれらの条件が変わったというのでしょうか。勇み足だったにしても、ずいぶんとお粗末でした。株価は13%下落、年初からの下落率は48%になりました。

 また、こういった中国の大企業にいつもついて回る話として背後にどのような共産党の大物が関わっているのか、ということについて新唐人電視台は曽慶紅の名前を挙げています。曽慶紅はよく知られているように元中国共産党副主席で江沢民派の重鎮として香港、マカオ、そして台湾の利権に通じる人物とされています。

 これまでは30兆円に上る巨額の債務に対するデフォルトの可能性に対して、大きすぎてつぶせないと思われていた恒大集団でしたが、権力闘争の行き着く先はいつもの終末が待っているという様相が鮮明になってきました。

www.ntdtv.com