ここ最近ますます日本のメディアでも露出が増えてきた恒大集団ですが、中国発の世界的な経済不況の引き金になりかねない存在としてこれまで以上に注目が高まっています。
同社が所有するネット金融サービス(Evergrande Wealth Management Co.)の理財商品について、償還期限を迎えても払い戻しが実行されないケースが発生しています。週末に本社のある深センをはじめ中国の複数の地域で理財商品の購入者が恒大の事務所におしかけ、抗議する様子が動画で出回っています。
購入者には払い戻し方法が三つ提示されました。
- 現金による分割払い
- 不動産の譲渡
- 同社から購入した不動産購入金額との相殺
納得しないですよね。これでは。
これに先立ち、払い戻しが停止された先週の木曜日は10万元(およそ170万円)未満の投資については全額払い戻し、10万元以上の投資は半分の払い戻しをする案が提示されていたそうです。当然、投資した人たちの多くがこれに納得せず、事務所までおしかけるという行動に出たということです。
また、購入者の中には多くの恒大集団の社員が含まれているそうです。 同社は声明を出しており、その中で「マンションの建設を再開し、購入者に対する納品義務を果たす。可能な限りあらゆる手段を尽くしてお客さんの権利を守る」と述べています。
Be water, my firend.