水になるブログ

米国株を中心とした投資、料理、ゴルフの話題をお伝えします。

中国株 恒大集団 理財商品償還不履行

 ここ最近ますます日本のメディアでも露出が増えてきた恒大集団ですが、中国発の世界的な経済不況の引き金になりかねない存在としてこれまで以上に注目が高まっています。

 同社が所有するネット金融サービス(Evergrande Wealth Management Co.)の理財商品について、償還期限を迎えても払い戻しが実行されないケースが発生しています。週末に本社のある深センをはじめ中国の複数の地域で理財商品の購入者が恒大の事務所におしかけ、抗議する様子が動画で出回っています。

www.scmp.com

 購入者には払い戻し方法が三つ提示されました。

  • 現金による分割払い
  • 不動産の譲渡
  • 同社から購入した不動産購入金額との相殺

 納得しないですよね。これでは。

 これに先立ち、払い戻しが停止された先週の木曜日は10万元(およそ170万円)未満の投資については全額払い戻し、10万元以上の投資は半分の払い戻しをする案が提示されていたそうです。当然、投資した人たちの多くがこれに納得せず、事務所までおしかけるという行動に出たということです。

 また、購入者の中には多くの恒大集団の社員が含まれているそうです。 同社は声明を出しており、その中で「マンションの建設を再開し、購入者に対する納品義務を果たす。可能な限りあらゆる手段を尽くしてお客さんの権利を守る」と述べています。

 

Be water, my firend.

junyan-1989.hatenablog.com

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米国株 いよいよ暴落か 秋風を読む

先週は米国株の三指標がともに下落しましたが、秋風をどう読んでいくのでしょうか。WSJの記事を確認しておきます。

【覚えておきたい用語】

bumpy ride: でこぼこ道を走る(Bon Joviが好きな人は"Born to be my baby"を参照してください)

pullback: 調整局面

euphoric investment sentiment: 浮かれた投資マインド

priced in: 価格に織り込んでいる

TINA: "There Is No Alternatvie"そうするしかあるまい

accomodative monetary policy: 金融緩和政策

choppy: 荒れ模様の

www.wsj.com

  • モルガンスタンレー、シティグループ、ドイツ銀行、バンクオブアメリカ(BOA)、を含む機関投資家のアナリストが今の米株式市場についての警鐘を鳴らした
  • S&P500が今年に入ってすでに54回最高値の終値をつけた(1995年以来の頻度)
  • BOAはS&P500指標の年末ターゲットを金曜日終値の4458.58から4.7%下落にあたる4250とし、2022年年末を4600とした
  • この警戒的な見方は多くの投資家に支配的だったTINAと相反する
  • TINAは"他にやりようがない" ー債権利回りがこのような低水準では株式に投資し続けるしかないーという考え
  • モルガンスタンレーは米国株の評価を下げ、欧州や日本株へのシフト、あるいは現金保有への選好を示した
  • モルガンスタンレーのストラテジストは次の12ヶ月は米国株や米国債権より現金のほうが勝つと予測している
  • ニューヨークライフインベストメント社は欧州やカナダにより多くの機会を予測し、投資を増やしている
  • 今のトレンドが続けば9月は今年に入ってから初めてS&P500が下落する月となる
  • もともと9月は米国株にとって鬼門の月だが今年は特に投資家の間に不安が募る
  • 火曜日に発表される消費者物価指数(CPI)、FRBのテーパリングに関する最新のアナウンス、金融引き締めなどに投資家はさらに敏感になるだろう
  • シティリサーチによると新たな懸念が浮上している−すなわちS&P500のロングポジションがショートの10倍あるのでS&P500が4435になれば、つまり金曜日の終値から1%にも満たない下落でロングのうち半分は含み損に転落する
  • ロングの解消によって微調整は増幅され、市場のさらなる下落につながるということだ

Be water, my friend.

米国株 中国株 先週の成績(2021/9/6-9/10)

 デルタ株の感染拡大による経済のスローダウンが見込まれ、米国の株式市場に影響が出ていると言われています。先週、主要株価指数はすべて下げました。ただし一方で長期国債金利も下げており、債券投資家と株式投資家の現状認識の違いがあらわれていておもしろいと思います。
 ヘルスケアセクターが△2.8%と平均よりも下げたのですが、保有株のジョンソン&ジョンソンはさらに△4.55%の下げで、ついに評価益もわずか$295まできました。ドクシミティ(DOCS)は私の資産の中では先週一人気を吐き、+3.88%の上昇で再び$100を超えてきました。ということでまた買いそびれています。
 香港のハンセン指数は先週も前の週に続き続伸。テンセントは再び政府からの指導を受け、途中7%下げながらすぐに反発する少々荒い値動きでした。

【主要指数】(一週間)
 米国債長期金利△2.12%上昇、ダウ工業平均△2.36%下落、S&P500△1.73%下落、ナスダック総合指数△1.41%下落、ハンセン指数+1.17%上昇

【保有銘柄】(累計損益率と前週比較()内)

  • 米国株損益、+5.06%(△3.08P)
  • 香港株損益、△1.86%(△0.18P)

【個別銘柄抜粋】(一週間の値動きと累計損益)

  • JNJ △4.55% 保有数150、取得価格$165、損益+$295.50
  • Tencent +0.41% 保有数100、取得価格HK$634、損益△$1,851.53

 下げ基調は歓迎なので、今週は一段の下げを期待して買い待ちします。個別なら買い増しはドクシミティ(DOCS)、あとはQLD、VTIなど最近積み始めたETFを買い増しします。